相模大野・ISETAN
相模大野は、小田急の箱根線と江ノ島線が分岐する駅です。以前は駅の周辺には何にもなかったとように記憶していますが、今ではマンションや大きなお店が立ち並ぶ立派な街になりました。ちょっと散策してみましょう。相模大野駅は、分岐駅のためか線路が入り組んでいて駅の面積が広く、そのためプラットホームの2階にある改札口フロアも巨大な広さです。朝の通勤時に改札口から電車のドアまで駆け込むのはちょっとした運動になるのではないでしょうか。駅ビルは最近建て替えられたのかとても綺麗です。駅の出口は2階になっていて、下のバス停広場とは分離されています。なんとなく新百合ヶ丘駅とコンセプトが似ています。広場を越えて下に降りると2つの商店街が並んでいます。歩道の上には屋根がついているのですが、雨の日にはあまり役にはたちません。
商店街の突き当たりには巨大な伊勢丹デパートがあります。A館・B館・本館と3つのビルに分かれているようです。本館は通りを威圧するような巨大なビルです。2階の入り口に通じる歩道橋がありますのでここから入ってみましょう。オンヤァ、なにやら沢山のイタリアワインが私を歓迎してくれています。チーズもパスタもです。私だけでなく、誰でも歓迎しているようです。ちょうどイタリアフェアを開催中だったのです。入り口のスペースを使っているせいか、ちょっと狭苦しそうな感じでしたが、そこがまたこういったフェアにはよく合っています。さすがにチーズもパスタも沢山の種類が並んでいます。ワインの種類もハンパではありません。でもきちんと州別に分けられています。お手頃なものも高級なものもさまざまです。
せっかくですから、イタリアでワインを産する州名をリストアップしてみましょう。( )内は州都でしょうか。。。
[出典はフェア会場に置いてあったパンフレットです。勝手に引用してすみません。]
- ヴァッレ・ダオスタ州(アオスタ)
- ピエモンテ州(トリーノ)
- ロンバルディーア州(ミラノ)
- トレンティーノ・アルト・アディジェ州(トレント)
- ヴェネト州(ヴェネツィア)
- フリウーリ・ヴェネツィア・ジューリア州(トリエステ)
- エミーリア・ロマーニャ州(ボローニャ)
- マルケ州(アンコーナ)
- アブルッツォ州(ラクィラ)
- モリーゼ州(カンポバッソ)
- ブーリア州(バーリ)
- リグーリア州(ジェノヴァ)
- トスカーナ州(フィレンツェ)
- ウンブリア州(ペルージャ)
- ラツィオ州(ローマ)
- カンパーニア州(ナポリ)
- バジリカータ州(ポテンツァ)
- カラーブリア州(レッジョ・カラーブリア)
- サルデーニア州(カッリァリ)
- シチーリア州(パレルモ)
してみると中田選手の所属するペルージャは、ローマ近くの(14)ウンブリア州にあるみたいですね。
イタリアでワインを産しない州はないということですかね。
上記の中から更に7つの州をご紹介しましょう。
[イタリアワイン有名産地と代表ワイン]
( 2)ピエモンテ州(Piemonte)
スイス、フランスに国境を接したピエモンテ州は『山の足』とも呼ばれます。この地域では、果実の風味に富んだ長期熟成タイプの赤とフルーティな白を産します。赤ワインは、ネッビホロ種を使用したバローロ、バルバレスコが代表ワインとされ、バローロは『ワインの王』、バルバレスコは『バローロの弟』という名前が付けられています。また、白ワインではアスティ・スプマンテというマスカット系の甘口発砲酒が人気です。この他に辛口のガヴィも名高いです。
●合う料理&チーズ
・ バローロ(重口)
牛肉の煮込み、ビーフステーキ、ロックフォール
・ バルバレスコ(重口)
赤身肉のグリル、スペアリブの香草焼き、ゴルゴンゾーラチーズ
・ ガヴィ(辛口)
生カキ、魚介類のサラダ、カマンベールチーズ、シェーブルタイプチーズ
・ アスティ・スプマンテ(甘口/発泡性)
デザート各種、生野菜のサラダ
( 5)ヴェネト州(Veneto)
イタリア北東部に位置し、『ロミオ&ジュリエット』の舞台でも有名なヴェロナ地区がワイン生産の中心である。まろやかな赤ワインのヴァルポリチェッラ、バルドリーノ、辛口白ワインのソアーヴェ・クラシッコがヴェロナ代表の三大ワインです。そして生産量は少ないが陰干しした葡萄を用いて造るレチョートアマローネも知られています。
●合う料理&チーズ
・ ヴァルポリチェッラ(軽口)
ボイルソーセージ、フライドチキン、白カビソフトチーズ(カマンベール)
・ バルドリーノ(軽口)
しゃぶしゃぶ、豚肉の竜田揚げ、白カビソフトチーズ(ブリー)
・ ソアーヴェ・クラシッコ(辛口)
リゾット、酢の物、フレッシュタイプチーズ(モッツアレラ)
・ レチョートアマローネ(重口)
ビーフシチュー、ビーフステーキ、青カビタイプのチーズ(ダナブルー、ロックフォール)
( 7)エミリア・ロマーニャ州(Emilia Romagna)
中央イタリアのやや北寄りにあり、果実味豊かな白ワイン、アルバーニャ・ディ・ロマーニャや弱発泡性のランブルスコが代表ワインです。全体的にフルーティで早飲みタイプのワインが多い。
(13)トスカーナ州(Toscana)
この州は昔からワインの名声を誇り、イタリアの代名詞ともいえるサンジョベーゼ種使用のキャンティが有名です。次に現在イタリアで最も高価格とされるブルネッロ・ディ・モンタルチーノやヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノが代表ワインです。白ワインでは、すっきりとしたやや辛口のヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノが名高いです。果実の風味が高くフレッシュな味わいが楽しめます。
●合う料理&チーズ
・ キャンティ(軽口)
照り焼きチキン、ピロシキ、中華料理、セミハードタイプチーズ(チェダー)
・ ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ(重口)
トマトソース使用のピザ、とんかつ、ハードタイプチーズ(パルメジャーノ)
・ ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノ(中重口)
ハンバーグ、ローストビーフ、ウオッシュタイプチーズ(ポンレベック)
・ ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノ(辛口)
ボンゴレスパゲッティ、あさりのワイン蒸し、山羊乳チーズ
(14)ウンブリア州(Umbria)
イタリア半島の中央部に位置し、ほぼ全域でブドウ栽培を行っています。名高いのは白ワインのオルヴィエートと赤ワインのトルジャーノです。
(15)ラツィオ州(Lazio)
イタリアのほぼ中央に位置し、白ワインを多く生産している。非常にバランスのよい果実の風味が豊かなワインを産み出す。辛口・甘口両タイプを持つフラスカティ、さっぱりしたやや辛口のエストエストエスト(ここをご覧下さい)が代表ワインです。
(16)カンパーニャ州(Campania)
ワイン造りの歴史は古く、代表ワインはラクリマクリスティがあげられます。
ついでについでに、
[ワインを美味しく飲むためのコツ]
1.家庭での保存の仕方
1)10−14度で一定していること
ワインは温度が高いと熟成が進み過ぎて変質するおそれがあり、低いとなかなか熟成しません。年間を通じて10−14度というところが理想です。自然な温度変化(四季の変化、朝晩の温度変化など)は影響はあまりありません。しかし、急激な温度変化は大きなダメージとなります。冷暖房のきいた部屋や冷蔵庫はふさわしくありません。
2)70−75%の湿度を保つこと
湿度が低すぎるとコルクが乾燥しやすく、空気が入り込みやすくなります。高過ぎるとラベルやコルクにカビが出やすくなります。カビを防ぐためには、ある程度風通しを良くすることも大切です。
3)強い光が当たらないこと
ワインに光を当て続けると化学変化を起こして変質してしまいます。なるべく暗い場所が理想的です。
4)振動のない静かな場所
振動も化学変化を進行させる原因となります。
5)臭いのある物がそばにないこと
たとえば、シンナー類、芳香剤、玉葱などを近くにおくのは避けましょう。
* 以上の条件になるべく合致する場所に保存して下さい。
例:・・・床下のストッカー、納戸、出入りの少ない部屋(冷暖房を入れない)
場所が決まったら、ワインを新聞紙に包んで段ボールに入れ、必ず横に寝かせておきます。
2.飲み残したワインの保存
1)一流銘柄
開栓したら一度で飲みきって下さい。
2)ブレンドものの3年程度のワイン
小さな瓶に満量にして移し替え冷蔵庫に入れておくことで4−5日は殆ど変化ありません。
3)新酒
飲み残しても横にして冷蔵庫に入れておくことで2−3日は殆ど変化しません。
3.飲み頃の温度
1)赤ワインは15−18度
赤ワインは季節によって多少異なりますが、15−18度とほぼ室温で飲むのが良いとされています。ただし、夏の場合は軽く冷やしておく方がおいしいでしょう。また、軽いフレッシュな味わいのタイプは13度位が適温です。
2)白・ロゼワインは10度前後
辛口の白は8−12度、上級の甘口の白やグランクリュクラスの白は10−13度、スパークリングワインは4−7度が目安です。一般に上級ワインは目安よりもやや高め、並級ワインは低めと考えておくと良いでしょう。
寄り道しましたが、先に地下のワイン売り場に行ってみましょう。いつも思うのですが、どうしてワイン売り場は地下の食料品売り場の中にあるのでしょうか?1階のシャネルとかグッチの売り場の隣にでも置いたらおしゃれでいいと思うのですが。ま、それはそれとして、伊勢丹のワイン(勿論お酒売り場の中にありますが)の品揃えは素晴らしいです。海外のワインと共に、日本のワインもかなりの数を扱っています。安いものもあれば高級な品もあります。中には入れませんでしたが、ちょっと小ぶりな素晴らしいワインセラーもありました。ワインセラーの入り口近くには『MARGAUX』のワインもありました。マルゴーにもいろいろあるようですね。今度お手頃な(といっても2千円以内で買えるとは思えませんが。。。)マルゴー(の親戚)を見つけたらご紹介したいと思います。
私のお勧めのワインは次の通りです(説明文はラベルから転記しました)。
- (赤) フランス: CHATEAU DE LA TUILERIE (1995)
- 4世代に渡る家族遺産である『シャトー・ドゥ・ラ・チュイルリー』は、シャンタルとピエール・イブ・コントの所有地であり、ニーム地方のコスチェールワインを代表するものです。パリのモネー・ド・パリ出版社によりフランスを代表する50銘柄のワインのひとつに数えられており、多くの受賞にも輝いています。白やロゼワインは食前酒として広く愛飲されており、特に魚料理にはお勧めいたします。9℃−12℃に冷やしてお召し上がりください。赤ワインは、肉料理にお勧めいたします。15℃の室温でお飲み下さい。『シャトー・ドゥ・ラ・チュイルリー』は、フランスでも最も品格高い銘柄16種類をセレクトした『クラブ・ヴィニョーブル・ニ・シニアチュール』のメンバーです。
このワインは赤・白・ロゼのシリーズものらしく、全く同じ解説文で何種類か置いてありました。そんなに高くはなかったのですが、受賞歴は華やかなようです。期待しましょう。ところで、いつも気になっているのですが、日本人の感覚で室温とは春・秋で20℃位、夏だと25℃以上、冬でも暖房のため15℃ということはないと思います。このワインの解説文には、単に『室温で...』とは言わないで、ちゃんと『15℃』と表示してあるのは親切ですね。室温15℃とは、日本では晩秋の頃でしょうか。。。ということは、これから楽しむのにはピッタシですね!
ちょっとラベルがケバイのでどうかなと思ったのですが、これは美味しかったですね。おとなしいのですが、適度な明るい渋味(どんな味???)があってスイスイ飲めます。あと、かなりフルーティさが感じられます。それだけ新鮮ということでしょうか。軽いお食事などとピッタリの相性です。お休みの日のブランチのお供にどうぞ!
- (赤) ブルガリア: BULGARIAN MAVRUD (1992)
- 『Assenovgrad Winery(アセノフグラド・ワイナリー)』は、ブルガリア南部の同名地区に拠点を置くワイン・メーカーです。ブルガリアの伝統的な品種のマヴルド(Mavrud)種は大変濃縮された深みのある果実味豊かなフレーバーを持っております。樽熟成とのバランスが素晴らしく、肉料理などに良く合います。ミディアムボディの赤ワインです。
今までに飲んだブルガリアのワインは、どれもよく知られた葡萄の品種を使って造られていましたが、マヴルド種の葡萄については全く初耳です。かなりしっかりとした赤のようですがどうでしょう。期待したいと思います。ちなみに、以前同じワイナリーで造られたカベルネ・ソーヴィニヨン種のワインをご紹介しましたが、非常に素晴らしい出来でした。ご参考までにここをご覧下さい。
最初は渋味と辛さが感じられたのですけど、飲んでいくうちにだんだんとマイルドになってきました。他のブルガリアン赤ワインよりはコクが少ないようですが、素直な味で悪くはありません。肉料理だけでなく、ちょっと濃いめのお魚の味にもよく合います。和食でも試してみられては如何でしょうか?
- (赤) 相模原: GRAND VIN MUIDOR
- 何も解説はありません。余計な解説など不要とでもいうかのように、ワインの表示もコルク栓カバーにあっさりと書いてあるだけです。それによりますと、神奈川県相模原市大野台にある『ゲイマーワイン株式会社』というところで造られているようです。
こういうタイプのワインは生産者の絶対の自信が感じられます。地元のワインということであまり他府県には販売していないのでしょうか。おそらく、表のラベルを見ただけではどこの国のワインだか分からないでしょう。棚の前に『地元のワイン』と書いてなかったらきっと見過ごしていたに違いありません。これはきちんと味わってみないとイケマセンね。
ラベルをちらっと見てドイツの赤ワインと思い込み、飲んでみたらドイツの赤特有の甘さが感じられなかったのでレレと思い、よくよく名前を確かめたら相模大野産ということに気がつきました。日本のワインにしてはちょっと辛めな味がします。まあまあといった感じでしょうか。
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