目白・田中屋



目黒といえばサンマですけど、目白といえば学習院です。随分響きが違いますね。目白はJR山の手線の数ある駅の中でも、いかにも『山の手』といった感じの上品な街です。その玄関口に当たる目白駅は今大規模な改築工事を行っていて、利用するには不便ですが完成した暁には街のシンボルになるのではないでしょうか。土曜日の昼下がりにホームに立っていますと、ちょっと時代がかった学習院の制服を着た小学生の子供たちを見かけます。改札口を出ますと、目の前を『目白通り』が走っています。何故か沢山のおばさま方が駅前に集まっています。会合でしょうか?

駅の右手には学習院大学の校門があります。丁度四辺形の角に当たるところに位置しています。本当はイケナイのですが、学生さん達に混じってちょっと見学させて頂きましょう。さすがに学習院だけあって、校門を入ると直ぐに剣道館があります。沢山の稽古着や道具が日光浴をしています。学内を歩きますとその広さが実感できます。こんな都心によくこれだけの敷地を確保できたものだと感心します。それに、歴史があるためか大きな木があちこちに植えられていて、葉の落ちかかった大木の枝々が晩秋の日差しを一杯に浴びて最後の輝きをしています。いかにも学府といった感じがします。それに、グランドの空き空間と教室や研究室の新旧様々な建物(どういう訳かピラミッドまであった!)が非常に調和良くならんでいます。面白いのは、大学の入り口には普通巨大な看板が立てかけてあって、アジ文が独特の書体で書かれてあるものですが、そこは皇族も学ばれる学習院のこと、テーマも学費値上げに絞って、『学費値上げ許しません。。。』とわりと上品な言葉使いでアジテーションされています。この他の看板といえば、講演会の案内とか美化キャンペーンとかで、そのせいか学内はとても清潔です。もっとも、サークル部室などは悲惨な汚さのように見えますが。。。さらに奥に進みますと学生ホールや売店があり、沢山の学生さんで溢れています。大体が上品な感じなのですが、中には格好良くタバコを吸いながら歩いている女性も見られます。乃木院長がご覧になったら時代の変わりように驚かれることでしょう。。。

ひとしきり散策を楽しんだ後で再び目白駅に戻ります。今度は左手を見てみましょう。駅の隣の小さなビルに『世界のワイン』という案内板がかけられています。行ってみましょう!目白のもう一つの名所は、椿山荘と今はどうなったか分かりませんが『角栄御殿』ではないでしょうか。その田中角栄さんとは関係ないでしょうけど、この案内板のあるビルにはやたらと田中という名前が付いています。で、くだんの酒屋さんも『目白田中屋』という名前です。確かにワインの種類はかなりのものですが、世界のリキュールやウイスキーそれに日本酒やビールもあります。更に、お店の半分はミニスーパーのようになっていて沢山の買い物客で賑わっています。お店の表には幾つかの籠が置いてあって、その中には超安いですけど面白いワインがあります。お店の中の棚には魅力的なワインが沢山あります。また、奥のワインセラー(冷蔵庫のようなもの)には高級品がしっかりと収められています。やはり需要が多いのでしょうか。田中屋さんグループには、この他に喫茶店やケーキ屋さん、それにカフェ・レストランもあります。こんなグループのオーナーになってみたいものです。

私のお勧めのワインは次の通りです(説明文はラベルから転記しました)。

(赤) チリ: SANTA INES CABERNET SAUVIGNON (1997)

サンタ イネス

最適な風土(MAIPO VALLEY: マイポ・ヴァレー)による本格品質のワイン!

カベルネ・ソーヴィニヨン


チリでのワイン造りの歴史は、16世紀に溯ります。1550年にキリスト教のミサ用に醸造されたのがその始まりで、以来ブドウの栽培面積は次第に拡大し、今では南北5000kmの細長い国土のうち、3000km近くにわたって栽培されています。チリワインの特色は次の二つに言い尽くされます。@品質が安定し、ばらつきが少ない。A同じ値段のワインなら世界最良品質である、ということです。ブドウの樹は温暖な土地で常に陽光に恵まれた、東南に向いたなだらかな斜面が最も良いとされています。チリのマイポ・ヴァレーは、まさにその最適な気候風土の中にあります。また、ヨーロッパワインに大きなダメージを与えた、ブドウの病気フィロキセラに害されていないのも高品質のワインを生む大きな要因といえます。『Santa Ines』ブドウ園は、この世界的に有名なマイポ・ヴァレーの中心に位置し、イタリア系3世のファミリーによって管理されております。南米に位置していることより、白ワインのブドウは2月から3月頃に収穫され、赤ワインのブドウは3月から4月頃に収穫され、白、赤ともボルドー等に負けない程コクと香りが強く、非常に個性的です。また、世界26ケ国以上に輸出され、ニューヨークの有名レストランのワインリストに載せられたり、95年の『International Wine Challenge』において、数多くのメダルや表彰状を授与されました。是非ともその実力をお試し下さい。

久しぶりに書き応えのある説明書きでした。でもこれにはかないませんけど。。。

久しぶりに素晴らしい赤に出会えました。私のお勧め赤ワインの中で1位と2位は不動のランクでしたが、今回2位のTARAPACAと入れ替えようかどうしようかと随分迷いました。結局3位に落ち着いたのですけど、当分は1位−3位は安泰ではないかと思います。味は適度よりやや濃い目のコクと軽い渋味があります。非常に飲みやすくかつ赤ワインの良さを堪能できます。お値段はワンノート程度ですからとても手頃なのですが、少なくともその3倍の味が感じられると思います。さすがに、ニューヨークのレストランで供される筈です。礼宮様と紀子様もお買い求めになられたのでしょうか?それとも、コーヒーで我慢されたのでしょうか。。。











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