TGV・WAGONS−LITS
ワインハンティング海外編第三弾!今回は南仏プロヴァンス&コートダジュールとパリのワインショップ特集編です。
以前、自由が丘の『マリ・クレール祭り』をご紹介しましたが(ここをご覧下さい)、その時のテーマが『プロヴァンス地方の文化(勿論”ワイン”も文化に含まれます)』でした。プロヴァンスの名前は前から知っていましたが、さて何処に位置するのかと聞かれると。。。分かりません!アルルとかアヴィニヨンとか、子供でも知っている名前ですが案外と地図上で正確に指し示すことは難しいのです。そこでちょっと興味を持って『地球の歩き方:南仏プロヴァンスとコート・ダジュール&モナコ』を買込み読んでみました。何年か前に買った『地球の歩き方』は本当の旅行マニア向けの本だったように思いますが、今の版では紙質も良くなり、また内容的にも旅行マニアだけでなく一般の旅行者にも役立つように書かれています。本を読み進んでいくうちに、この地方が観光地としてだけでなく、ワイン文化においても非常に興味ある地域であることが分かってきました。これはもう行くしかありません。
早速HISさんに電話して飛行機のチケットをゲットします。幾つかの選択肢があったのですが、今回は運良くキャセイ・パシフィック航空の香港経由パリ行きがとれました。あとは、大まかな日程のプランを立て、レンタカーとか最小限のホテルの予約をすればO.K.です。おっと、国際免許も取らねばなりません。でも、どうせフランスに行くのなら世界最高速と言われるTGVに乗ってみたいものです。HISの担当の方を散々手こずらせてなんとかTGVのチケットを入手出来たのは出発の4日前でした。
飛行機がパリの空の玄関口であるシャルル・ド・ゴール空港に降り立ったのは、すっかりパリの空も明るくなった早朝7時でした。私は飛行機でフランスの空港に着いたのは初めてでしたが、シャルル・ド・ゴール空港はなかなかモダンな感じです。施設は広いことは広いのですが、乗り継ぎで1kmも歩いた香港の新空港に比べればなんということもありません。入国手続きを終えると、さあ憧れのTGVが待っています!TGVのホームは空港の端っこにあり、結構歩きますがずっとカートが使えますので荷物の重さは気になりません。ちなみに、TGVはパリのリヨン駅が始発になっていますが、全てシャルル・ド・ゴール空港に停車する訳ではありません。また、行き先によって乗車するTGVが違い、良くホームを確かめてから待たないととんでもないことになります。面白いのは、日本では普通は時刻表に列車の発着ホームが表示されていますが、TGVでは発車の10分前にならないとどのホームに列車が入るのか分からないことです。シャルル・ド・ゴール空港駅にはTGV用の2本のホームがあって、間違ったホームで待っていると大変なことになります。しかも、前方と後方の車両で行き先が異なる場合もありますので、どのホームのどの位置で待てば良いかを頭に入れておく必要があります。私の乗車したTGVはパリのリヨン駅始発でマルセイユ行きでした。とりあえず、車両を間違えなければ終着駅でゆっくり下車すればいい訳です。列車が到着するまで、線路を一望できるベンチで飛行機の旅の疲れを癒します。時々、シャルル・ド・ゴール空港駅を通過するTGVが轟音を上げて通り過ぎます。
待合室はガラス張りの競技場のようです。
発車10分前になってようやく乗車ホームが表示されました。私の車両は3号車でしたので、ホームの前方で待ちます。あれ、号車の表示がありません。何処で待てば良いのでしょう?仕方なく見当をつけて待ちます。10分後れでTGVが到着します。意外と細い車両ですね。記念に写真を撮りましょう。。。
と、ここまでは余裕だったのですが、カメラをしまって列車のドアを見ますと、あっ、号車が違います!イカン、と慌てて3号車のドアに向かいます。ところが、運悪く3号車のドアは車両の後部に付いているのです。もう気が気ではありません。走らねば!という気持ちと、長旅の疲れか、体が言う事を聞いてくれません。あっと思った瞬間に、天と地がひっくり返り無様にもホームのコンクリートの上で転んでしまいました。幸いにも腕と指先を擦りむいただけで済みましたが、シャツやズボンには泥がつくし、まわりの人達の視線は感じるし、もう散々。。。でもそんなことには構っていられません。列車のドアが閉まったらもう旅行の計画は滅茶苦茶です。起き上がってとにかくドアめがけて突進するしかありません。なんとかドアが閉まる前に列車に乗り込むことができましたぁ。。。
ヒリヒリと痛む腕を摩りながら先ず洗面所に入って傷口を洗います。今回は奮発して一等車に乗ったのであんまりみっともない格好はできません。腕と服の汚れを落としてようやく座席に座ります。丁度いい案配に売店の隣の車両です。早速、ワインとおつまみをゲットしましょう。売店は車両半分位のスペースで、品数は少ないものの旅のお供となる飲み物・食べ物が並べられれています。
ワインは全部で4種類ありましたが、とりあえずワイン2本とおつまみとなるサラダとスモークサーモンのサンドイッチを買込み、やっと落ち着きました。このサラダは野菜だけでなくチーズやパンもセットになっていて軽いワインには良く合います。それに、スモークサーモンのサンドイッチは絶品でしたね。もうワインが進む進む。。。
ガツガツとサラダを食べ、ゴクゴクとワインを飲んでいたら、車内販売のお姉さんがランチの予約をとりに来ました。本では乗車前に予約しておかなければダメと書いてあったのですが、その場でも予約できるとのこと。ラッキー!と早速注文しました。135フランはちょと高いかなと思いましたが、一生に一度のTGVのスペシャル・ランチですからもう食べるしかありません。ランチのメニューは、果物を小さくカットした盛り合わせ、ボリュームたっぷりのサラダとサーモンのグリル、それにデザートのケーキでした。ワインもちゃんと付いてくるのが如何にもフランス的。。。なかなかグーですね。
豪華メニューの雰囲気がお分かり頂けると思います。
列車はフランス南部の大都市リヨン駅に停車しました。大都市といってもそんなに建物が密集している訳ではありません。のんびりした風景です。ここから先はローカル線になります。アヴィニヨンを経由して終点のマルセイユ駅まではもう少しです。
売店で買い込んだワイン4本に加えて、ランチに付いていた同じ種類のワイン1本を飲んだらさすがに気持ち良くなりました。1本が250ccですから、5本で1.25リットル。。。
さあ、地中海の海岸が見えてきました!マルセイユに到着ですぅ!
私のお勧めのワインは次の通りです(説明文はラベルから転記しました)。
- (赤) フランス: BORDEAUX YVECOURT (1997)
- 特に解説はありません。
やはりフランス上陸後の最初のワインはボルドーですかね。
車内販売のワインにしては結構美味しかったですね。とても若いボルドー産でしたが、ちゃんとその血筋は引いていました。
- (白) フランス: CHATEAU DU CLERAY (1998)
- 特に解説はありません。
フランスも7月はかなり暑く、次は冷えた白といきましょう!
ほんとに良く冷えていました。清涼感があってとても美味しかったです。あんまり見かけないワインですが、何処の産なのでしょうか?
- (赤) フランス: COTES DE PROVENCE (1997)
- 特に解説はありません。
次は今回の訪問地であるプロヴァンス産といきましょう!
ラベルの絵に汚れがついてちょっと汚く見えますが、如何にもプロヴァンス風な景色です。味はちょっと個性がありますが、もういい加減酔って何だか良く分かりません。。。
- (赤) フランス: GEORGES DUBOEUF BEAUJOLAIS (1997)
- 特に解説はありません。
これは日本でも良く見かけるワインです。売店で買い込んだら、ランチにも同じワインが付いてきました。
この味には記憶があります。懐かしいボジョレーの赤の味です。
戻る