西小山・リックスひのや 新着ワイン試飲会
以前、HANAKOシリーズでお伺いした西小山の日野屋さん(ここをご覧下さい)からワインの試飲会へのお誘いが届きました。日野屋さんといえば、住宅地の中にポツンと建ったミニ・スーパーなみのお店ながら、地下には凄い数のワインケースが詰まったカーヴ(実際は倉庫)があり、なかなか興味深い体験をしたところです。その折り、当時探していたカナダ産のワインの話をきっかけにして、お店番のおばさんと名刺交換までしてしまいました。それがご縁となり、わざわざ試飲会のご案内まで頂いた次第です。まだまだ厳しい残暑の残る夕暮れ時でしたが、目蒲線の西小山の駅から迷いながらもテクテクと歩いてお店に辿り着いたのが丁度試飲会の始まる6時でした。
日野屋さんは小さなマンション風の一階にお店が入っています。貼り紙に案内されて建物脇の階段を上っていきますと二階に小さなスタジオがあります。ここが試飲会の会場のようです。スタジオといっても、ピアノと音響装置を除けば普通のマンションのリビングのようなものです。ちょうど受付が始まった時刻でしたが、もう玄関の外には靴が溢れています。受付に並びますと、なかなか品の良いおばさんが参加者一人一人に受付と試飲会の説明をしています。おや、どこかで見たような。。。と思いましたら、私がお伺いした時のお店番のおばさんのようです。どうもお店のオーナーの奥様のようです。道理でワインに詳しい筈です。試飲用のグラスを頂いたら早速テイスティングの開始です。普通試飲会というと、参加費がやたらと高く、またそんなにガバガバ飲める雰囲気でもありません。今回は幸いなことに千円の参加費で28種類のワインが無料試飲できます。また一口当たり(一杯ではない)300円ー500円でアイスワインやワイナリー秘蔵の高級ワインが有料試飲できます。
段々と参加者が増えてきて、全部で30人位になりました。狭いスタジオはグラスを片手にワイン談義する愛好家で一杯です。2/3位は女性でしょうか、凄い勢いで飲みまくって(イヤ、試飲を重ねて)います。4人連れの若い女性グループは試飲台から瓶ごとワインを持ってきて豪快にグラスに注ぎまくります。圧倒的な迫力に負けそうです。中によく太ったお兄さんがいて、自分のグラスに片っ端からワインを注いではクチャクチャと独特の味見をして備え付けのバケツに吐き出します。なかなかのワイン通のようです。暫くしたら試飲台に立って参加者に注ぎ出しました。どうやら日野屋さんと顔馴染みの同業者さんのようです。遅れてやってきたお姉さんは『今日は胃の具合が悪くてね。。。』と言いつつガンガン試飲を重ねていきます。でも一口も飲み込まず、味わった後は全部吐き出してしまうのです。勿体ないなぁ。。。
例によって1番から28番まで飲みまくります。参加者が増えてくるとお店の注ぎ手も人手が足りなくなり、皆さん勝手にボトルからワインを注ぎ出します。なみなみと。。。一応、1番から28番までを制覇し、中でもとりわけ気に入った17番を集中的に飲みまくります。美味しいですね!リストを見ましたら、28種類の中では二番目に高いワインでした。無料試飲ではちょっと勿体無いワインです。有料ワインも3種類程試してみましたが、アイスワインも含めてそんなにインパクトはありませんでした。もっとも、量が少な過ぎて味わうまでに至りませんでしたが。。。おつまみはチーズ抜きのパンだけでしたが、結構ワインと合うものです。あまりに沢山のワインを試飲し過ぎたもので、一時間ほどで退出しましたがなかなか面白い試飲会でした。
私のお勧めのワインは次の通りです(説明文はラベルから転記しました)。
- (白) ドイツ: PIESPORTER GOLDTROPFCHEN RIESLING AUSLESE (1994)
- 『ピースポーター ゴールドトロプヒエン 1997』はウルリッヒ・ラングート醸造所で造られたリースリング・アウスレーゼ(Auslese:よく熟した房だけを選んで収穫した葡萄で造られるワイン)種の甘口のモーゼルワインです。(注:解説は試飲会のパンフレットから転記したのですが、銘柄は同じでも生産年が違うようです)
このワインは無料試飲の台に置いてありましたが、普通に買うと4千円もする高級モーゼルワインとのことです。さすがに28種類の中ではダントツの美味しさでした。で、試飲会の後でお店に立ち寄って買おうとしたら、わざわざご主人が持参されてご丁寧に名刺まで頂戴してしまいました。私が余程の高級ワイン愛好家に見えたのでしょうか。本当はこんなに高いワインを買うことなど滅多にないのですけどね。でも買わずにはいられなかった程の美味しさでした。
試飲会ではちょっと甘さが気になったのですが、じっくりと飲みますとモーゼルらしい爽やかさと果実風味が感じられます。モーゼルにもいろいろありますが、やはりこれ位以上のランクが本物のようです。
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