エステポナ・KEMPINSKI RESORT HOTEL





Enjoy the luxury in Andalusian Atmosphere

Palm trees, the beach and the ocean are the ideal setting for this first Kempinski Hotel in Spain.

Nestling among nearly 70,000 square metres of a dream landscape featuring subtropical garden, waterfalls and palm trees, the resort hotel offers 131 spacious rooms, eight junior suites and nine executive suites providing the luxury and comfort that you can expect from a Kempinski hotel.


ワインは買えませんでしたが、本場のシェリー酒造りを見学できて大満足です。でも、もう夕方の6時近くになっています。このあたりは地中海に近い筈ですが、カディスからコスタ・デル・ソルへと延びるN340が海岸線とほぼ平行して走っているため、景色的にはちょっと面白みがありません。所々にオスタルもありますがイマイチですね。頑張って地中海が見えるタリファまで走り続けることにします。タリファに近づきますと海岸線に近い筈なのに、なぜか前方に小高い山々が見えます。最初はただの山だと思っていましたら、何やら尾根に沿って白い点のようなものが続いています。その数数百でしょうか?何だろう。。。と思いながら更に車を走らせていきますと、白い点が段々と大きくなってきます。おんや?あれは風車。。。勿論、コンスエグラで見たような古風な風車ではありません。どうやら風力発電機のようです。これだけの風車を回して電気を起こすのですから、よほど風の強い地方なのでしょう。それにしても、あまりに数が多いのと虫か何かを思い起こさせる並び方から、長いこと見つづけていますと何だか背中がムズムズしてきます。。。



あの山の向こうが地中海になりますので、海風が山頂に向かって吹き上げてくるのでしょうね。



風車は非常にシンプルな構造ですが、高さは2−3階建てのビルにも相当する大きさです。


山の麓を回り込んだところで待望の地中海が見えてきました!1年ぶりの紺碧の海です。暫く海岸線が見え隠れしていましたが、タリファの町に着きますともう視界を遮るものはありません。タリファは、ジブラルタル海峡に面した港町で、イベリア半島の最南端に位置するのだそうです。ここから対岸のモロッコまでは僅か15kmしかありません。ということは、あの広大な地中海がここでは15kmの幅しかない訳です。その狭い海峡に向かって地中海と大西洋の風がぶつかるのを利用して、先ほどの大風車群が作られたのでしょう。N340から見ますとタリファの町は小さく見えます。泊まるつもりはありませんが、ちょっとだけ立ち寄ってみます。N340から出て海岸に向かって降りていきますと、直ぐにタリファの町に着きます。さして広くもない通りの両側には小さなビルがごちゃごちゃと立ち並んでいます。その先はT字路になっていて右か左かどちらかに進まなければなりませんが、何処に何があるのか全く分かりません。とりあえず左に行ったらあっという間に町外れに出てしまいました。再び引き返して反対方向に進みますと車は自然とタリファの港に入っていきます。



港とは云っても鄙びた漁港といった方が当たっているかもしれません。波止場の手前には広場がありますが、ボロッチイ車がそこかしこに停められていて凡そ秩序といったものが感じられません。ま、波止場の先にかすかに見えるアフリカ大陸でも拝んで引き上げようかと思って車を降りますと、桟橋の近くに平屋の建物があり人々が集まっています。持ち前の野次馬根性で建物に近づいていきますと、どうも魚市場のようです。



見物人だか市場の関係者だか分かりませんが、市場の中は人で一杯です。勝手に建物の中に入っても誰も何とも言いません。実に大らかな国民性です。『おっ!すっ。。。すっーーーごーーーい!』、コンクリートの床の上には巨大なマグロがずらりと並べられています。テレビでは観たことがありますが、これだけの数のマグロを実際に目にするのは初めてのことです。



手前のマグロを見た子供が固まってしまった。。。


反対側の床には石鯛のような魚を山と入れた箱が並べてあります。お刺身にしたら最高なのでしょうけど、どうやってお料理するのでしょうか?



外に出てみますと、甲板に巨大なマグロを横たえた漁船が後から後から接岸してきます。今日は余程の大漁なのでしょう、どの船の漁師さんも漁の成果に誇らしげです。



マグロがあまりにも大きいため、岸壁に備え付けられたクレーンで甲板から直接引き上げます。一隻の船から平均2−3本のマグロを引き上げるのですが、その作業に要する時間は僅か数分です。



クレーンの下には台車が待っています。台車にバランスよくマグロを置くと、脱兎の如く市場の中へ運び込みます。何しろマグロが次から次へと引き上げられるのですからグズグズしてはおられません。あたり構わず威勢良く運ぶので、近くで見ていると服を汚されかねません。セリの様子も見たかったのですが、ここは引き上げることにしましょう。



タリファから再びN340に入り、ジブラルタルを目指します。このあたりは山が海まで迫っていて、海岸線を走っていてもなかなか素晴らしい眺めです。タリファを出て直ぐの高台に展望台があるのですが、ここから望むアフリカ大陸が最高に素晴らしいですね。誰が写真を撮っても絵葉書になります。紺碧の地中海の彼方に荒々しい岩山が浮き上がって見えるのです。時間帯によって見え方は違うのでしょうけど、夕暮れの(未だ結構明るいですが)眺めの素晴らしさはまた格別の趣があります。



写真を引き伸ばしたい気持ちも分かるでしょう。。。


いけませんね、道草をしたら遅くなってしまいました。早く今夜の宿を探さなければなりません。タリファからジブラルタルまでは20km位の距離なのですが、あまり見るべきものはありません。今日は大分走ったので疲れました。本来であればジブラルタルに立ち寄って山頂から海峡を眺めたいところなのですが、夕暮れが近づいてきましたのでそれも叶うかどうか分かりません。ジブラルタルへの標識を横目に涙を飲んでパスします。後から思うに、ジブラルタルに寄らなかったのは失敗でしたね、この先にはとんでもない高級ホテルが待っていたのです。。。

ジブラルタルを過ぎますと起伏に富んだ道が続きます。ここはコスタ・デル・ソルの西の端っこになるのですが、どうも期待したほどのホテルに出会えません。小さくてもいいから海辺のホテルに泊まりたいなぁ。。。と目をこらしますが、どこも『帯に短し襷に短し』状態です。いかにスペインの日没が遅いとは云っても、8時を過ぎれば段々と夕闇が迫ってきます。地球の歩き方には、エスポテナは静かな漁港で美味しいお料理が味わえる。。。と書いてありましたのでここで宿を探そうとN340を出てエスポテナの町中に入っていきます。ところが、エスポテナは想像に反して結構ごちゃごちゃした町なのです。通りは夕暮れのお散歩をする人たちでごったがえしています。ホテルもあるにはありますが、駐車場もあるのかどうか分からないような感じです。暫く町中を走った末にここで泊まるには止めることにしました。再びN340に入ります。日もどんどん沈んでいき、絶望的な気持ちになります。。。と、エスポテナの町外れを走っていますと、何やら巨大な建物が視界に入りました。あれっ、と思った瞬間にその建物を通り過ぎてしまいましたが、どうも『・・・リゾート・・・』という名前だったような気がします。ホテルかもしれませんね。

次のマルベーリャまでは、この先20kmほど走らなければなりません。もはやこれまで!と思い、直ぐ次の出口からN340を降りて引き返すことにします。と云ってもコトはそう簡単にはいきません。N340を降りた先は浜辺になっていて下の道からはその建物に行けないのです。たまたま海小屋の売店にいらした方に道をお聞きしたら、一生懸命に教えて下さるのですがどうやって行けばよいのかサッパリ分かりません。そのうちにお店にいた人たちも加わって大変な騒ぎになりました。これはもう仕方がない。。。と諦めて自分で道を探すことにします。やはりこういう場合は元に戻るのが一番です。またN340に入り少し引き返します。先ほどの建物の先まで戻り、エイヤッとN340に入り直します。。。今度は先ほどの建物に通じる取り付け道路に入ることができました。ヤレヤレです。。。

建物に近づいていきますと、どうも会員制の高級リゾート施設のように見えます。入り口には制服を着たボーイさんが何人もいて、みるからに高級そうな感じです。とりあえず車を止めてロビーに入ります。中は驚く程広々としていて、床はピカピカの大理石、おまけに天井は吹き抜けになっています。これはマズイかな?と思いつつも、レセプションで部屋が空いているかどうか聞いてみます。どうも会員制の施設ではなく、一般の人も泊まれるホテルのようです。7月はトップシーズンとかで、宿泊料は一番安い部屋でも今までに泊まったパラドールの倍近いお値段です。勿体ないとは思いましたが、今更他を当たる気力もないし、今夜はここに泊まることにします。ひーーーん!

早速、お部屋に案内して頂きます。廊下にはフカフカの絨毯が敷いてあるし、ここは宮殿か。。。と見間違うほどの豪華さです。部屋に入ってまたビックリ!ゆったりとしたスペースに超豪華な家具が備え付けられています。まるで、モナコのオテル・ド・パリの雰囲気です。おっと、もう9時を過ぎています。早くレストランに行かないとディナーを食べ損ねてしまいます。お風呂なんかに入っている時間はありません。着替えもせずにそのままレストランへ直行です。幸いにも、ディナータイムは始まったばかりのようです。バルコニーに設けられたテーブル席に案内して頂きます。ほっ。。。



もうあたりは薄暗くなってきました。


今夜はフラメンコショーがあるとのことですが、先ずはお料理を注文します。よく分かりませんが、コースとして用意されたメニューの中からお料理を選ぶのだそうです。適当に選ぶしかありませんね。次いでワインを選びます。どれも結構なお値段ですが日本の感覚からすると安いものです。お馴染みのTORRESの白ワインにします。

最初のお料理を見て驚いた。。。何が驚いたと云っても、先ず量が少ない!次いでお料理が大理石の板の上に乗っかっている!



二番目のお料理を見て驚いた。。。何が驚いたと云っても、量が少ない!お皿に2切れしかない!



そのうちにフラメンコショーが始まりました。本物のフラメンコは生まれて初めて見たのですが、衣装も踊りも思っていたよりも上品です。それでも動きは結構激しいですね。モグモグ食べながらフラメンコに見とれていましたら最初のワインが空になってしまいました。未だメインのお料理が残っています。仕方がない。。。2本目にいきましょう。今度はRIOJAの重そうな赤ワインです。



テーブルを見渡しますと、どうもこのホテルのお客さんは私とレベルが違うような気がします。家族連れのテーブルには子供の世話をするメードさんも同席しています。どう見てもイギリスとかから避暑に来たファミリーとしか思えません。私は一泊でもひーーーっと思っている位なのに、メードさんまでも同行させるとは。。。しかも、ここでは最低でも1週間は滞在するのが普通なのでしょう。ヨーロッパの豊かさが実感できるような気がします。



この女の子はフラメンコがいたく気に入ったようです。豪華お食事もそっちのけで。。。


メインのお料理を見てももう驚きません。。。量は相変わらず少ないのですけど、お味はとても洗練されています。要するに、ここでお食事するのはお腹を満たすのが目的ではないのです。(←そうは云ってもねぇ。。。)



ひーーーん!もっと食べたいよぉーーー。。。


最後にデザートです。シャンパングラスには。。。フルーツのシャンパンゼリーが入っています。一口で飲んじゃいましたけど。。。



あちこちのテーブルも段々と空いてきました。今日はさすがに疲れてBARに立ち寄る気も起きません。お風呂に入ってもう寝まひょう。。。

朝になりました!もうお腹が空いています。再びレストランに行きますと、朝食は昨夜と同じバルコニーのテーブルで頂くようです。朝とは云ってもコスタ・デル・ソルの強烈な太陽が容赦なく照り付けます。目の前は海。。。プライベートビーチにはパラソルの花が咲いています。こんなリッチなホテルに泊まったのに、泳ぐこともなく引き上げるのは勿体ないことですねぇ。。。



朝食はビュッフェ・スタイルでしたが、さすがにお料理の豪華さが違います。パラドールのお料理が豪華版なら、ここケンピンスキーホテルのお料理は超豪華版です。ここの絶品はスモークサーモンです。スコットランドの最上級サーモンを分厚く切ってあり、口に入れるととろけてしまいます。そんなサーモンが未だ大分残っているお皿を惜しげもなく新しいお皿と取り替えるのです!あーーーあ、勿体ないっ。。。



シェフの独り言。。。『今朝はやけにサーモンが減るなぁ。。。』


これが極めつけ!何と、お料理と共にシャンパンまで置いてあるのです!本物のシャンパンですよぉ。。。朝食にシャンパン飲み放題のホテルって世界中探してもここだけではないでしょうか!うーーーん。。。ひーーーん。。。車なんか運転するんじゃなかったぁ。。。でも、グラス一杯だけ飲んじゃうもんね!



これ水代わり。。。


シャンパンに未練を残しつつ、一夜の夢と化したケンピンスキーホテルを後にします。今日は最初にスペインの『白い村』として知られるミハスに寄ります。コスタ・デル・ソルの青い空と紺碧の地中海!今夜も宿は決めていません。どんなホテルに巡り会えるのでしょうか?楽しみっ。。。

私のお勧めのワインは次の通りです(説明文はラベルから転記しました)。

(白) スペイン: TORRES FRANSOLA (1998)

Sauvignon Blanc (90%), Parellada (10%)

Gastronomia: Servir a 8-10℃. Ideal para acompanar mariscos y crustaccos, los mejores pescados, y algunas aves. Bien conservado, mejorara en los proximos 3-5 anos.

Anada 1998: Excelente.

Elaboracion: Fermentacion parcial (50%) en barricas de roble americano nuevo y posterior crianza sobre lias hasta el mes de mayo.

Nota de cata (mayo 99): Color amarillo suave con sutiles matices verdes y oro. Exuberante aroma caracteristico de este pago con notas frutales (fruta de la pasion, melon) y vegetales (esparrago y grano de cafe verde) sobre finos fondos de humo y anis. Paladar frutal y de excelente densidad, gracias la tenue acidez. El vino exhibe una elegante plenitud que evoluciona agradablemente hacia una delicada nota final de fruta muy madura. Embotellado en mayo de 1999 (113,883 botellas).

ケンピンスキーホテルで飲んだ1本目の白ワインです。”TORRES”は日本でもよく見かけるワインなのですが、よくよくラベルを見ますと、バロセロナ近郊で造られているんですね。日本では結構安いワインの部類に入りますのであまり飲まなかったのですが、そうと知ったらこれからも試してみたいです。

平凡な味かと思ったら、さっぱりしてなかなか美味しかったですね。もっとも、ケンピンスキーホテルらしく、豪勢なワインクーラーにたっぷりの氷を入れますのでワインも氷温近くまで冷やされます。それに、贅沢なお料理にフラメンコショーまで付いているのですから、美味しくない筈はありません。これ以上のお膳立てはありませんからね。







(赤) スペイン: VINA ALBERDI RIOJA (1996)

Es un tinto suave, afrutado y de fresco paladar. Ello le hace apto para acompanar una amplia gama gastronomica. Al ser un vino elaborado de forma natural, puede formar sedimento con la edad. Su temperatural ideal de servicio se de 16-17℃.

ケンピンスキーホテルで飲んだ2本目のリオハの赤ワインです。やはり、このようなレストランのワインリストには赤の代表格としてリオハが並んでいます。日本の老舗の小料理屋さんでキリンのラガーが重んじられるのと似ています。

あれだけの量のお料理で、この赤をよく飲み切ったと思いますよ!それほど飲みやすい赤だったのでしょうね。最も、最後の方はよく覚えていませんけど。。。















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