代々木上原・Re−Lax代々木上原店
天気予報によりますと、日曜日の夜から東京地方にも大雪が降るとのことです。お正月に飲み過ぎたせいで、暮れにあれほど買い込んだワインのストックも残り少なくなってきました。この先一週間くらい大雪に閉じ込められ、家で篭城しても大丈夫なようにワインの買出しに出掛けることにします。どこにしましょうか?先日、カルディに行った帰りに下北沢でちょっと気になった酒屋さんに行くことにしましょう!お腹が未だ出勤サイズに戻らないためにダイエットを兼ねて歩いて行こうかと思ったのですが、一歩家の外に出て空を見上げますと、北ヨーロッパの冬空にも負けない位のどんよりとした曇り空です。おまけに強めの北風が顔を刺すように冷たくて、軟弱にも一瞬のうちに電車で行くことに心変わりしてしまいます。
下北沢の酒屋さんは外から見ますとちょっと気をそそられたのですが、中に入って入口付近のワインをチェックしていましたら動くたびに自動ドアが開いたり閉まったりします。その度に外の冷たい風がお店の中に入ってきて落ち着きません。何となく気恥ずかしくなって、結局ワインを買うのはパスしてしまいます。電車を乗り継いで張り切って下北沢まで来たのに、そのまま手ぶらで帰るのも何となく勿体ないですね。どこか他に面白い酒屋さんはないものかと、池ノ上方面に向かって歩き出します。この辺りには住宅が密集しているのですが、あまり大したお店は見付かりませんね。池ノ上を通り過ぎてなおも歩いていましたら、起伏の激しい狭い路地に入り込んでしまいました。あちこちに行き止まりの袋小路があって、抜け出すのに一苦労です。
高い塀に沿って歩いていましたら、やっと車の行き交う通りに出ることができました。ヤレヤレです。どうやら先ほどの壁に囲まれた敷地は松蔭学園だったようです。暫く進みますと広いバス通りに出ます。でも酒屋さんはなかなか見付かりません。諦めかけた頃に、表にビール箱を積み上げた小さなお店が見えました。毎度お馴染みのRe−Laxさんのお店のようです。近づいてよくよくお店を見ますと、鰻の寝床のような細長い店内に(従って入口は小さい)お酒が並んでいます。どれどれ。。。と中に入ってみますと、奥の棚にワインが並べられていますが本数はそんなに多くはありません。ふと視線を床に落しますと、箱に入ったバーゲン品のワインが目に止まりました。何でも、お正月セールだとか。。。よくよく見てみますと、面白いワインが随分お買い得です!ついつい、これもあれもと5本も買ってしまいました。結構お得な気分になったのですが、ちょっと使い過ぎたかしらん。。。と反省し、電車代を浮かそうとそのまま中目黒まで歩いたら、5本のワインが重たいのなんのったら。。。おまけにチョー寒いっ。。。
私のお勧めのワインは次の通りです(説明文はラベルから転記しました)。
- (赤) 南アフリカ: INGLEWOOD CABERNET SAUVIGNON & MERLOT (1999)
- 辛口でフルボディの赤ワインです。
『INGLEWOOD』を見て、最初はカリフォルニアの『INGLENOOK』のワインかと思いました。それにしてはラベルのイメージが違いますね。ちなみに、”Ingle”とは『炉』を、”Nook”とは『辺』を意味する単語らしいです。従って、”Inglenook”とは『炉辺』の意味だと辞書に書いてありますが、では”Inglewood”はどんな意味なのでしょうか?
この赤ワインの特徴を一口で言いますと、辛口のフルボディという表現につきます。最初に飲んだ時には、これはインパクトがないなぁ。。。と思ったのですが、5日おいて飲んでみましたらこれが結構素晴らしい味になっているのです。正に、カベルネとメルローのかもし出す芳醇な香りと濃厚な味わいが楽しめます。惜しむらくは、その辛さがあまりに出過ぎるのです。勿論、赤ワインの味の要素としての辛さは重要です。しかし、この価格帯の赤ワインを飲む人は辛さよりもコクを求めるのではないかと思います。私が思うに、このワインをあと5年位寝かせたら凄いコクが生まれる筈です。そういう意味では、熟成の段階を待つことなく、未完のままで酒屋さんの店頭に並んでしまったこのワインの不運を惜しまざるを得ません。。。それも私なんかに飲まれた不運を。。。
- (赤) スペイン: NAVERAN CABERNET DE LA FINCA (1999)
- 『ナヴェラン カベルネ フィンカ』は、ペネディス地方産の辛口でフルボディの赤ワインです。次の解説があります(↓"???"は紙が破けて判読不能な単語です)。
En este vino tinto, Cabernet Sauvignon (85%) y Merlot (15%), de buena capa y color, predominan olfativamente aromas varietales obtenidos durante el proceso de maceracion-fermentacion. Se distinguen notas como la violeta, regaliz, cacao y confituras entre otros, que luego se repiten y pronuncian por via retronasal. En boca sorprende, es lleno, untuoso y redondo, con muy buen cuerpo y un final tanico agradable y persistente, que le augura una muy buena evolucion en botella. Descubra las multiples posibilidades de este ??? con la gran variedad ??? de ??? dieta ???.
Re−Laxさんは都内にチェーン店を持つお酒の量販店ですから、自社輸入のワインも沢山扱っておられます。当然、品質表示の日本語のラベルも自社で統一した様式です。ワインの紹介文とかテイスティングノートが書いてないのは仕方がないにしても、生産国で貼られたラベルの上に日本語の表示ラベルを重ねて貼るのは何とも頂けません。強力な接着剤で張り付いた上のラベルを上手に剥がしながら、下のラベルに書いてある解説文(もちろん原文ですが)を写し取るのは大変な苦労なんですよぉ。。。
スペインの赤ワインにしてはちょっと異質な味ですね。ペネディス地方が何処に位置するのか定かではありませんが、このワインはなかなか上品な味に仕上がっています。多少の酸味と辛味が気になりますが、それも余計な味が入り込んでいないからそう感じるのかもしれません。濃厚でコクのある野性的な味だけがスペインの赤ワインの特徴ではありませんね。どちらが好みかは人によって違うでしょうけど。。。
- (赤) イタリア: COLLOREDO SANGIOVESE (1999)
- 『コロレード サンジョベーゼ』は、モリーゼ地方産の辛口でミディアムボディの赤ワインです。次の解説があります。
Vino ottenuto da uve Sangiovese, coltivate nei vigneti di prioprieta di Campomarino, vinificate in purezza con moderna tecnica enologica. Di colore rosso rubino intenso, profumo giovane, fruttato con sentori di prugna e marasca, gusto armonico rotondo e sapido e un vino ideale per accompagnare antipasti a base di salumi, primi piatti, pietanze di carni e formaggi in genere. Servire a 18℃ - 20℃. Conservare in luogo fresco a 12℃.
イタリアの代表的な葡萄の品種であるサンジョベーゼを使ったワインです。解説は殆ど読み取れませんが、パスタに合いそうな割と軽めの赤ワインという気がします。最近よくイタリアのワインを飲むのですが、サンジョベーゼのような軽めの赤よりも、重いコクのある赤が好みになってきました。なのに、何でこれを買ったのでしょうね?
これは典型的なイタリアの赤ワインの味です。微かな炭酸のような酸味が舌を刺激します。ライトよりはやや重いのですが、ミディアムよりは随分と軽いようです。赤ワインながら酸味と軽さが持ち味であれば、最高の組み合わせという訳ではありませんがお魚料理とも合わせることが出来ます。ま、お魚料理にはそんなにはお勧めしませんけど。。。
- (白) ウルグアイ: DON PASCUAL SAUVIGNON BLANC (1998)
- 『ドン パスカル ソーヴィニオンブラン』は、甘酸っぱい香りと若々しいフレッシュな味わいが特徴です。余韻に爽やかな酸味の残るすっきりとした辛口の白ワインです。
ドン・パスカルの赤ワインは以前に飲んだことがありますが(ここをご覧下さい)、割と素直な感じのまずまずの味でした。今回はすりガラスの日本的なボトルに入った白ワインですが、さあ、どんな味がするのでしょうか?
このワインをウルグアイ国内で飲んだら結構フレッシュな味わいだったのかもしれませんが、最初の一口を飲んでみますと何かいろんな味が混じり合っているような気がして私には飲み辛いですね。白ワインはスッキリ爽やかなものだと信じ込んでいる人間にとっては、こういった複雑な味はなかなか馴染めません。あるいは、この白ワインはそのデリケートさ故に地球を半周する間に力尽きて、そのフレッシュな味の輝きが薄れてしまったのかもしれません。恐らくこれが赤ワインだったら長期間の輸送にも耐えられたのでしょうけど。。。
- (白) ドイツ: OPPENHEIMER KROTENBRUNNEN SPATLESE (1997)
- 『オッペンハイマー クレーテンブルンネン シュペートレーゼ』は、ラインヘッセンのニアシュタイン産の白ワインです。やや甘口で、魚料理や鳥肉料理などの脂の少ない料理に良く合います。
ラベルには、『Golden Rhin』の金ピカの文字が浮き出ています。その割には超安いワインですねぇ。『Golden Rhin』の意味を察するに、朝日(夕日?)に照らされて黄金色に輝いているライン川をイメージしたようです。夏の暑い時期ならいざ知らず、雪もちらつくこの寒の折りに白ワインでもないでしょうが、何しろ安かったもので。。。
モーゼルワインだと上品な酸味とフルーティな爽やかさが味わえるのですけど、どうもラインの名前が付くと味が曖昧になってしまいます。多分、使われている葡萄はリースリング系の品種だと思うのですが、何となく甘ったるくて赤ワインに馴染んだ口には合いません。何か、もちょっとシャープさが欲しいですね。
黄金色に輝くライン川を朝日とみるか、それとも夕日とみるか?それが問題だ。。。
このコルク栓のイメージをアップロードしている最中にHPの容量のリミットに達し、コルク栓の下半分が欠けてしまいました。みっともないのですが、これは記念としてそのままにしておきましょう。(後日、容量を増やしてもらいました)
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