舞浜・成城石井 舞浜イクスピアリ店





昨年春に舞浜に行った時に、駅前で大掛かりなショッピングモールの工事をしているのを見かけました。建物の形がガウディの建造物のようにグニャッとしていて、しかも壁は派手な原色で塗られています。まるで遊園地の建物のようで、ショッピングモールにしては変だなぁと思っていたのですが、そのうちに風の便りにモールがオープンしたことを知りました。モールならお酒も売っているだろうと思い、これは何としても行きたくなります。



久しぶりに舞浜駅に降り立ちますと、駅前は相変わらずディズニーランド詣での若者や親子連れで賑わっています。ディズニーランドのゲートへ向かう行列とは反対の方向に歩きますと、広場の先に洞窟のようなモールが見えます。モールの名前は『イクスピアリ』というのだそうです。どういう意味だか分かりませんが、『物語とエンターテイメントにあふれる街』というキャッチフレーズの通り、単なるショッピングモールではなさそうです。確かに、ローマの水道橋を彷彿させる建物やメルヘンチックなデコレーションは、ここがディズニーランドの一部のような錯覚を起こさせます。



建物の中に入りますと、ディズニーのキャラクターグッズが溢れたお店もありますが、流行の最先端をいくトレンディなショップやレストランが続いています。こんな場所に位置するモールなのだから大して広くもないだろうと思っていましたら、どこまで行ってもショップが続いています。それも、1階だけではなく2−4階と地下にも広がっているのです。私も今までにいろんなモールを見てきましたが、ここの広さは尋常ではありません。それに、モールに入っているショップやレストランも選び抜かれた特色あるものばかりです。中でも特筆すべきは、モナコのオテル・ド・パリで食べ損ねたアラン・デュカスのお料理がここ舞浜のイクスピアリで頂けるのです!



スプーン フード&ワイン バイ アラン・デュカス

アラン・デュカスが手がけた遊び心に満ちた創作無国籍料理をお楽しみください。

アラン・デュカスが提案するレ・クリエーションの世界をデュカスセレクトのワインとご一緒にどうぞ。インディゴブルーが基調のシックな店内に地中海の太陽を想像させる明るい装飾、ガラス越しに見える活気溢れるキッチンと400本のワインが並べられたワインセラー。心はずむひとときをお約束します。


それはさておき、肝心のワインはどこで売られているのでしょうね?案内板をチェックしましたが、あまりのショップの多さに探すのを諦めてしまいます。こういう時はインフォメーション・デスクで訊くのが一番です。『あのぉ、ワインはどこで売られているのでしょうか?』。さすがに案内のお嬢さんはモールの中を知り尽くしています。『ハイ、地下のスーパー成城石井にお酒類が置いてございますぅ。』。成城石井さんね。。。珍しいワインショップがあるかなと期待していましたが、まあ仕方ありませんね。ここでワインを買っていきましょう。。。

イクスピアリのHPはここをご覧下さい

私のお勧めのワインは次の通りです(説明文はラベルから転記しました)。

(赤) フランス: DOMAINE VALLIERE MINERVOIS (1999)

『ドメーニュ ヴァリエール ミネルヴォア』はラングドック・ルーション地方の赤ワインで、美しく深い赤紫色をしています。力強さのある味わいで、風味があり熟したベリー系フルーツを思わせます。

ミネルヴォア地方のワインは初めて見ました。ラベルの絵では何となく牧歌的な雰囲気のところのようですが、フランスのどこに位置するのでしょうか?(←だからぁ、ラングドック・ルーション地方といっているでしょ!)

このワインには感動しました。久しくアップデートしていないランキング・リストにのっけようかと思ったくらいです。香りも素晴らしいですけど、コクと渋みが何とも言えない位にいいです。でも昔からの有名産地のワインと比べますと、幾分かの若さが感じられます。伝統の味わいも良いのですけど、枠にとらわれない自由な味もいいものです。それにしても美味しいっ!







(白) ドイツ: MOSEL-SAAR-RUWER REILER VOM HEISSEN STEIN RIESLING-SPATLESE (1998)

『ライラー・フォン・ハイセン・シュタイン リースリング・シュペートレーゼ』は、ドイツのモーゼル地方の上品なやや甘口の白ワインです。甘さと酸味のバランスが良く、円熟したボディを持つシュペートレーゼです。エレガントな果実アロマがあり、すっきりした味わいです。リースリング種の良い特徴が出ています。

久しぶりのモーゼルワインです。一時は何が何でもモーゼルでしたが、最近はとんとご無沙汰しています。ついでに、ここを参照しながらこのワインを解説してみましょう。

ボトルが緑色なので、このワインは間違いなく『モーゼル河流域の村落で造られたモーゼルワイン 』です。ラベルの下部に『Qualitatswein mit Pradikat』と書いてありますので、『肩書付高級酒群』という一番高いランクに属します。また、『RIESLING−Spatlese』とありますので、『リースリング種の葡萄を遅摘みして造ったワイン』、つまり糖度を高めたワインであることが分かります。随分値引いてあったのですが、やはり元は高級ワインだったのですね。さすが成城石井さん!

暖かくなってきましたねぇ。毎日のようにあちこちから桜の開花が伝えられてきます。来週の週末は、桜の名所はどこもお花見の人達で大混雑でしょうね。こう暖かくなってきますと、よく冷えた白ワインにお刺身が恋しくなってきます。例によって、土曜日の夕方に早々と晩餐の始まりです。今夜の(今日のかな。。。)おかずはボラのお刺身です。ボラは一般にはあんまり馴染みがないかもしれませんが、その卵を塩漬けして天日干しにしたカラスミは、越前のウニ、三河のコノワタと並んで日本3大珍味と賞されています。で、お魚自体の方は。。。といいますとせいぜい塩焼きくらいしか思いつきませんが、お刺身は勿論のこと、あらいに田楽、味噌煮に煮付け、酢の物に天麩羅に干物。。。と、いろんな料理法があるのです。高級魚に比べますとお値段は格安ですので大食漢には相応しいお魚と云えます。見た目は淡白な白身といった感じですが、食べてみますと結構脂がのっています。この脂っこさがモーゼルのフルーティな酸味と絶妙なコンビネーションを醸し出すのです。でも、このモーゼルワインの甘さがもう少し抑えられたら(つまり辛口なら)、もっと素晴らしい味の饗宴となったことでしょう。















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