赤坂見附・サントリー カーヴ・ド・ヴァン
『Hanako』シリーズ第二弾です。
地下鉄赤坂見付駅は、昔は丸の内線と銀座線が利用できるだけでしたが、今では半蔵門線と有楽町線の永田町駅とも地下でつながっています。そのせいか以前にも増して賑やかになったようです。私が利用していた頃は赤坂といっても未だ庶民的な飲食店やディスコも多く、六本木に行けない若い人達も結構遊びに来ていました。その当時は地下の駅から地上に出るとホテル・ニューオータニの巨大な建物とかTBSのテレビ塔、それに赤坂東急ホテルとか鹿島建設のビルが目立つ位でした。今回、久しぶりに訪れてみますと、見たこともない巨大なオフィス・ビルが建っており、街の雰囲気も随分と変わっていました。料亭の街からビジネスの街に変わりつつあるようです。
『Suntory Cave de Vin』は、駅と青山通りを挟んだ反対側のサントリー・ビルの地下にあります。サントリー美術館とかレストランもありますので時間があればこちらにも寄られたらよいかと思います。ちなみに土曜日と日曜日はお休みなので平日しか行けません。地下に続く狭い階段を降りるとワインの小物(ワインの愛好家には結構重宝な道具もありますので一度ご覧になってみては如何でしょうか)や展示用の珍しいワインが細長い店内に展示してあります。これで終わりかと思いますと、店の奥には素晴らしいワインセラーがあるのです。普通のお店では、高級なワインをワインセラーに入れ、安いワインは外に並べていますが、さすがにサントリーさんは大らかというか、下は数百円から上は数十万円もするワインまで全てワインセラーの中に大事に寝かせているのです。もちろん照明も最小限に押さえ温度管理も万全です。私が見た限りでは、1945年ものの超ヴィンテージ・ワインも同じ棚にありました(お値段は35万円位でした。。。)からここに置かれている数百円のワインは幸せものといえるでしょう。それを買う私も幸せ者ですけど。
私のお勧めのワインは次の通りです(説明文はラベルから転記しました)。
- (赤) チリ: LOS VASCOS GRANDE RESERVE (1994)
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LOS VASCOS
Los Vascos, one of Chile's oldest wine estates, is controlled by Domaines Barons de Rothschild (Lafite), who began a comprehensive modernization and investment program in 1988. The 300 - hectare vineyard is located in the Caneten valley of the Colchagua province which offers a healthy microclimate for its ungrafted pre - phylloxera Bordeaux rootstock. Under the direct technical supervision of the Domaines, Los Vascos is committed to producing the finest consistent and balanced wines whose elegance and harmony are to be shared with discriminating connaisseurs around the world.
『LOS Vascos』は、チリで最も歴史あるワイン醸造元です。この会社のブドウ畑とワイン生産設備は、1988年に広範な近代化と投資プログラムを開始した『Domaines Barons de Rothschild (Lafite)』により管理されています。300ヘクタールにおよぶワイン畑は、ぶどうあぶらむしの付着したボルドーの根茎の生育に最良の気候を生むColchagua地域にあるCaneten渓谷に位置しています。Domainesの直接の技術的な指揮の下に、『ロス ヴァスコス』は世界中のワインの中でも特別の部類に入るエレガントで調和のとれた最上のワインを生み出すことを約束しています。
いやーーー、難しい文章でした。辞書にもない単語が幾つかあったので想像も入れて訳しましたが結構疲れました。これはカベルネ・ソーヴィニヨン種のグランド・レゼルブとのことです。これだけ苦労したのですから味も最上であることを期待します。普段はボトルを空けた後でラベルを剥がすのですが、冷蔵庫に入れておいたのを引っ張り出してラベルの文章を長いことかけて訳しているうちにうまい具合に露がラベルを濡らして簡単にとれました。これはいい方法かもしれません。
さすがにサントリーさんの実力は大したものです。これは、昔飲んだフランスの高級赤ワインを彷彿させる素晴らしい味です。深みの中に少し強めの渋味が感じられ、なんともいえない深ーーーいコクと共に、非常に奥行きのある大人の風格があります。このお値段でこれだけ美味しいと確かに限定販売の必要性はあるでしょう。恐らくチリの数あるワインの中でも最高級の部類に入るのではないでしょうか!
- (白) オーストリア: JOHANN STRAUSS WEIN (1995)
- ウィーン子の心の歌ワルツ。庶民の集まる居酒屋に陽気な酔いが満ちる頃、街楽師のワルツの演奏も最高潮に達します。リクエストのトップは、もちろんヨハン・シュトラウス。父方母方ともに居酒屋を経営していた彼の曲には、庶民の心が一番正確にすくい取られているからでしょう。その居酒屋で最も親しまれているグリューナー・フェルトリーナー種のワインをそのまま瓶詰めしました。『ヨハン シュトラウス ワイン』は、思わず踊り出したくなるほどに食事とよく合う辛口です。
同じ棚に、シューベルトの名前を付けたワイン(ここを見て下さい)もありました。更にモーツアルトの名前のついたワインもありました。そのうちに大作曲家だけでなく、歴史上の有名人ラベルのワインを特集しましょう。
このワインは、酸味というよりちょっと刺激的な炭酸っぽい感じがします。従って、かなり清涼感があります。よく冷やして頂くとジュース感覚でいくらでも飲めます。わいわい騒ぎながら軽く飲むのには最適です。居酒屋の雰囲気で楽しみましょう!
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