大井町・大井阪急デパート
JR京浜東北線の大井町駅は品川から横浜に向かってほんの一駅です。ここは、京浜工業地帯の一角にありながら昔ながらの商店街と住宅、それと対照的なイトーヨーカ堂などの巨大ショッピング・センターが混在しています。JR大井町駅は東急大井町駅ともつながっています。連絡口が東京よりのホームの端っこにありますので、間違えると結構歩くことになりますのでご注意下さい。で、運良く間違えて駅を出ると駅前広場に大井阪急デパートが見えます。普通デパートの一階は高級ブランドもののアクセサリー売り場で食品売り場は地下にあるのですが、ここでは食品売り場が1階の大半を占めています。やはりデパートだけあって、食材は豊富で高級感があります。お魚のコーナーはかなり奥にありますが、種類も豊富で新鮮です。ここで見つけた私の一押しのお勧めは『穴子の湯引き』です。詳しくはここをご覧下さい。
それはそれとして、お酒のコーナーはとてもこじんまりしています。2棚くらいのスペースにそこそこのワインが並んでいます。ちょっとお勤め帰りに一本。。。といった感じです。でもそこはデパートのこと、買ったワインはきちんと包装してくれますので満員電車に揺られても安心です。
私のお勧めのワインは次の通りです(説明文はラベルから転記しました)。
- (白) 南アフリカ: LANDSKROON (1997)
- 1692年創業以来、南アフリカを代表するワイン産地パール地方の南西斜面に栽培条件の良いブドウ園を持ち、ワインを造り続けているデ・ヴィリエ家5世代にわたるワイン造りに注がれた情熱の結実がランドスクルーン社のワインです。シュナン・ブラン(CHENIN BLANC)種の白ワインです。ドライタイプのようです。
白ワインですが、少し緑がかったとてもきれいな色をしています。私は南アフリカのワインも大好きで以前はかなり買い込んでいましたが、今回暫くぶりに買ってみました。外観からして結構美味しいワインの予感がします。
あまり味はありません。強いていえばちょっと辛口のようです。ただ、余計な味がない分透明で透き通った感じがします。かなり冷やした方が美味しく頂けます。南アフリカには、マスカット系のとても甘くて美味しい白ワインもありますがこのような大人の白ワインもそれはそれでいけると思います。
- (白) ニュージーランド: MULLER THURGAU (1996)
- 南太平洋に位置するニュージーランドは世界的なワインの名産地として知られている地域です。ぶどう栽培に理想的な涼しい海洋性気候はエレガントで風味豊かなワインを生み出します。オークランド近郊にあるヴィラ・マリア社は、ニュージーランドで最も数多く国内外の品評会で受賞しているメーカーです。味のタイプは極辛口と極甘口の中間、つまりやや甘口といったところでしょうか。
今までニュージーランド産のワインを飲むのを控えていましたが、ついに買ってしまいました!別にニュージーランド産のワインが嫌いという訳ではなく、手頃なお値段のワインがなかなか見つからなかったこともありますが、もう少し自分の経験を積んでから試してみたいとの気持ちがあったからです。つまり、ニュージーランド産のワインに対しては特別の思い入れと期待感があるのです。毎度お馴染みの田崎ソムリエのお話によりますと、最近いわゆる新世界もののワインにはブドウの品種をラベルに表示して、消費者が予め自分の好みに合ったワインが選べるようにしているそうです。このワインのラベルには『GISBORNE』とありますがブドウの品種名でしょうか。初めて聞く名前なのですけど。。。
そうそう、最近田崎さんのことをソムリエ世界一と呼ばずに、ソムリエ前チャンピョンと呼ぶようになりました。なんでだろうと思っていましたら、今年の5月にウィーンで4年に一度のソムリエ世界選手権が行われ、ドイツのナントカさんが優勝して新チャンピョンになったそうです。このいきさつはテレビ東京で紹介されましたが、なかなか興味深いドキュメントでした。日本からの出場者(田崎さんではなく、非常に若いけれども実力は日本一という評判)も含めて世界30数カ国から名だたるソムリエが出場し、筆記試験とワインサービスを含む実技試験それにお馴染みのテイスティングでソムリエ世界一の座を決める訳です。
試験は2日間にわたって行われ、初日は筆記試験と実技(つまりお客に扮した試験官を相手にソムリエとしてのサービスが試されます。これにはお客の注文に対して作法にのっとった臨機応変がとれるかのテストも含まれます)が行われ、上位たったの3人が最終試験に残ります。ソムリエはワインの知識があれば十分かというとそんなことはないのです。お食事に関係する飲み物ならあらゆるお酒を知っていないといけません。ミネラルウオーターの知識も大事な要素です。ただ、一般的に欧米のレストランでは日本酒とかウーロン茶は饗されないのでワインが一番のポイントになる訳です。決勝に残った3人のうち、フランスから来たソムリエは異彩を放っていました。彼は片腕しかなく、それでもボトルを抱きかかえるようにしてきちんと栓を抜くのです。そのプロとしての技術もさることながら、彼のようなハンディをもった人でも分け隔てなく華やかな宴の席でソムリエとして働く機会を与えている西欧社会に心の余裕を感じました。
で、その味なのですけど、期待に違わず非常に美味しいです。ほのかな甘みが感じられますが、結構ドライに近い感じです。ニュージーランド産ということを意識していたからかもしれませんが、いままで感じたことがない芳香がします。ニュージーランドのワインはもっといろんな種類を試してみなければいけませんね。
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