- 06.目黒川桜並木コース
- コース 踏破記
- 今日は品川区の「06.目黒川桜並木コース」を歩きます。五反田駅から目黒川の両サイドを往復します。最初に歩いたのは2022年1月でしたが、記憶が薄れてきましたので2024年9月に改めて歩きました。なので、冬と夏の写真が入り交じっています。
06.目黒川桜並木コース
「06.目黒川桜並木コース」の歩行距離は約2.8km(約3,500歩)、歩行時間は約55分、消費カロリーは約249Kcalです。
スタート地点:五反田駅西口
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- ポイント1 アートヴィレッジ大崎
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タワービルの周囲には、多様な現代アートが展示され、ラウンジでは入場無料のコンサートも開かれています。
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- ポイント2 御成橋
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江戸時代、将軍が鷹狩りに行く際に渡る橋として架けられた、と伝えられています。当時は御鷹野橋と呼ばれていました。
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- ポイント3 居木橋
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居木の由来は、旅人の目印であった「ゆれる松の木」、「ゆるぎの松」と変化したといわれています。
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- ポイント4 五反田ふれあい水辺広場
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平成二十二年(2010年)に誕生した目黒川の親水スペースです。川岸は一段低くなっており、芝生の広場もあります。
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ゴール地点:五反田駅西口
こぼれ話
御成橋では、日中から夜にかけて、再生水を使用した放水が行われています。
スタート地点の五反田駅西口から歩き始めます。
大崎橋の手前に「エシェゾー」という地下のワインバーがあります。地上の狭い入口から階段で地下に下りるのですが、階段の脇にはワインのラベルが沢山貼ってあります。
私は入店したことはないのですが、通りがかりにいつも気になっているお店です。ネットの写真で見ますと、地下の店内は意外と広く、穴蔵(カーヴ)の中のような雰囲気が感じられます。テーブル席が中心で、席数は41とのことです。落ち着きある居心地良い空間でフランスのブルゴーニュ地方のワインを中心とした豊富なグラスワインとシェフ拘りのビストロ料理が楽しめるそうです。
メニューも充実していますね。
エシェゾーは、格付けは低いですが、あの有名なドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティの醸造所で生産されたワインです。私はエシェゾーを一度だけ飲んだことがあります。
こちらをご覧下さい。
なので、このお店が気になるのです。
目黒川を大崎橋で渡って右岸の遊歩道を進みます。池上線五反田駅〜大崎広小路駅の高架下に誕生した商業施設「池上線五反田高架下」には、昭和の雰囲気が漂う横丁エリア「五反田桜小路」を含めた全長約230mのこだわりが光る飲食店舗10店が連なっています。高架下とは思えないスタイリッシュなデザインが魅力的な、ゆったりとした居心地のよい空間です。五反田駅に近い横丁エリア「五反田桜小路」には、新鮮な海鮮料理が楽しめる「貝々味海」、おでんと九州料理の「さみしがりや酒房ささ」、ワインバル「東京食堂」、フードバー「ファットBAR」、中華料理の「初代田中餃子」、洋食料理「KITCHEN Crescent」、たこ焼きの「みやたこです。」の7店舗が軒を連ね、気軽に寄れる横丁の雰囲気が味わえます。
池上線の高架を潜った先に「信濃屋」という鶏肉専門店があります。小さなお店で、通りに面した方は焼き鳥などの惣菜を対面販売していて、いつもお客さんが行列しています。細い通路の奥は生鮮鶏肉コーナーになっていて、捌きたての大山地鶏を販売しています。ここのささ身を湯通ししてポン酢で頂くと刺身よりも美味しいです。
信濃屋の先の目黒川に、「ふれあいK字橋」という歩行者専用の橋が架かっています。橋自体はただの直線的な橋なんですが、横から見ると弧を描いた特徴的な構造部分を含めて、あたかも“K”という字に見えるというのが橋名の由来のようです。何故このような構造になったのか不思議です。橋は、夜間には3月・4月は桜をイメージしたピンクなど、季節に合わせたライトアップがされているそうです。ふれあいK字橋に限らず、品川区では区内の水辺が多くの人でにぎわう観光・交流の軸となることを目指し、“ヒカリの水辺プロジェクト“として平成三十年度から目黒川や京浜運河、天王洲南運河に架かる橋にライトアップを実施しています。
ふれあいK字橋の先で、遊歩道はJR線のガードを潜ります。ガード下の壁には、地元の子どもたちの作品を基にした壁画が描かれています。同じ小どもでも、美術部の部員が描くと大人の絵になります。
ガードを潜ると、目黒川に沿って緑豊かな遊歩道が延びています。
マンションの脇には区立の公園も整備されていますが、子供が遊んでいるのを見たことがありません。
- ポイント1 アートヴィレッジ大崎
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大崎駅東口第3地区第一種市街地再開発事業(アートヴィレッジ大崎)は、目黒川とJR山手線に挟まれた2.5haの三角形の敷地に、オフィス(セントラルタワー)、賃貸マンション(ビュータワー)、分譲マンションの3つの建物を建設し、副都心にふさわしい街づくりを目指して2007年1月30日に誕生しました。大崎駅周辺は東京都の副都心として位置づけられていて、大崎駅東口第3地区は大崎駅周辺地域都市再生緊急整備地域(約60ha)として指定されています。
アートヴィレッジ大崎は、敷地内の緑化や歩道への湿潤舗装の採用、建物を適度な間隔をもって配置することで目黒川からの風の道をつくりだすことなど、居住性や環境へも配慮されています。
大崎が古くから日本の技術産業を支える「ものつくり」の街であったことから、その息吹を残そうと、現代のものづくりとして国内外の作家によるアート作品を敷地内に設置し、これが名称の由来となっています。最先端の技術と表現を融合させた現代のアートを加えることで、古い大崎の良さを残しながら新しい大崎らしさを創りだすことを目指しています。アートヴィレッジ大崎には、ナンジョウアンドアソシエイツが手がけた国内外のアーティストによる5つの作品が設置され、山手線に隣接する敷地の位置を利用し、アートビレッジ大崎や通過する列車の窓から見えるように作品が配置されています。セントラルタワー前面の植え込みには、この場所の守り神の意味をこめ、赤い帽子をかぶったガーデナー(こびとの庭師)をモチーフとして制作されたドイツのアーティストグループのインゲス・イデーによる「グローイング・ガーデナー」が建っています。長く伸びた帽子の先端までの高さは約十六メートルあり、ユーモラスな表情で道行く人を見守っています。その他、クリスチャン・メラーによる「ノジー」、ヨアヒム・ザウターによる「デュアリティ」など、人の動きに反応するテクノロジーを取り入れたインタラクティブ・アートなども設置されています。これらの作品は、体験して楽しんだり、自分だけの風景を見つけ出すことができるよう、それぞれの場所に合わせてつくられたものです。
アートヴィレッジ大崎のセントラルタワーとビュータワーは、大崎駅とペデストリアンウェイで直結されていて、雨が降っても屋根付きの通路を通って傘無しで行けます。大崎駅は始発の山手線電車が多く、どこに行くにも便利です。私はビュータワーが新築された2007年から2年間住みましたが、通勤時の快適さはいうまでもなく、住み心地満点でした。高層階の南向きの部屋でしたので、城南の住宅地が眼下に眺められ、雲上の住み心地でした。URの団地には珍しく、屋上の半分は庭園になっていて自由に出入りできました。屋上からの眺めも素晴らしかったのですが、たった2回しか行きませんでした。
ビュータワーの目黒川沿いの入口横には、巨大なピーマンのモニュメントが置かれています。これはただのアートではなく「フロープス」と呼ばれる防風装置の一種なのだそうです。白い種の部分が風車になっていて、強いビル風を緩和する効果があるのだとか。奇妙なオブジェだとは思っていたのですが、そんな目的もあったんですね。
アートヴィレッジ大崎から「御成橋」に向かいます。
- ポイント2 御成橋
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御成橋は、江戸時代に徳川将軍(主に徳川家光)がこの地に鷹狩に訪れた際に橋を架けたことから、鷹狩りに因んで「御鷹野橋」という名前が付けられました。将軍が到着した時は、居木橋村の名主がここまで出迎えに来たといわれています。その後、将軍が鷹狩に御成りの都度橋を架けたこともあり、「御成橋」と改称されたといわれていますが、その時期は定かではありません。明治維新になって橋は朽廃しましたが、大正七年に新たに改築されました。歴史ある橋であることから、朱塗りをイメージした赤のカラーリングが施されています。
案内板に橋の名前の由来が書かれています。
御成橋
江戸時代、将軍は、各地の大名を御殿山でもてなした後、鷹狩りに行くことがならわしでした。その際、将軍は必ずこの橋を渡り「将軍の御成り」といわれたのが橋の名の由来と伝えられています。
御成橋は、目黒川の水質改善とイメージアップを兼ねて、2004年11月に橋の下から放水ができるように改装されました。この水は下水から処理された芝浦水再生センターの「再生水」で、毎朝9時から夜9時までの間、1時間毎に10分から30分程度の放水が行われています。夜間はライトアップされ、幻想的な光に彩られた水のカーテンを楽しめる放水とも併せて、目黒川沿いの橋としてはひときわ異彩を放ち、現在はドラマのロケ地として選定されるなど都内の有名スポットになっています。
再生水
御成橋から散水している水は、下水道局芝浦水再生センターの下水から生まれた「再生水」です。再生水は、清流復活のため目黒川などに供給されています。また、都市の貴重な水資源として、ここ大崎地区のほか、汐留・品川・新宿・臨海地区のオフィスビルなどに供給されています。
御成橋から「居木橋」に向かいます。御成橋を渡った先の右手に、1980年代に星製薬や日本精工の大崎工場跡地を再開発して誕生した大崎ニューシティという複合施設があります。大崎ニューシティは、低層館2階屋上にあたる部分を人工地盤にして中庭(Oパティオ)を設け、緑と噴水・彫刻・イベント広場などを設け、山手通りをまたぐ屋根付きの歩道橋(O歩道橋)で大崎駅と直結しています。またOパティオを取り囲むように、リンガーハット本社やダイソー東京本部などが入居するTOC大崎ビルディング、2階に「O美術館」が入居するニューオータニイン東京、日本精工本社・日立オムロンターミナルソリューションズ東京本社・三菱電機フィナンシャルソリューションズ本社が入居する日精ビルディング、新大崎勧業ビルディングなど4棟の高層ビル群で構成されています。低層の店舗棟には、以前ダイエーが入っていましたが、現在はライフが入居し、周辺の再開発で激増した住人の食料の供給地となっています。
大崎ニューシティの先には特徴的な外観のゲートシティ大崎があります。ゲートシティ大崎は、「イーストタワー・ウエストタワー」からなる2棟の超高層オフィスビルと商業施設(ゲートシティプラザ)で構成され、大崎駅東口第2地区市街地再開発事業として1999年2月10日にグランドオープンしました。航空法による制限によって建物の高さが137mを超えられないため、高さによらずに四角形・八角形・十字形を組み合わせたツインタワーのデザインが採用されました。このデザインによって、周辺地域への日影・圧迫感・風害などの悪影響を大幅に軽減しています。
ゲートシティプラザには、私がよく通ったブッフェスタイルの「ロオジ大崎店」がありました。コスパ抜群のランチブッフェが目玉で、ドリンクバーまで付いた和洋中のバラエティに富んだお料理が楽しめました。残念ながら、コロナ禍の影響もあり、2020年12月30日をもって閉店したそうです。
ゲートシティ大崎の前に森永橋が架かっています。
森永橋の由来
この橋は、大正四年(1915年)当地に森永製菓第二工場が建設されたことに伴って、この工場に通勤する従業員のために、森永製菓が架けた木でできた幅9尺(2.7m)、長さ6間(10.9m)の橋が始まりで、いつのころからか、「森永橋」と呼ばれました。森永製菓は、当初、港区に工場がありましたが、業績が伸びるとともに、品川区の大崎地区に、第二工場を建設しました。この工場に通勤する従業員約200名は、大井・荏原・戸越方面から通う人達で、この橋を渡って工場に通ったそうです。その後、昭和四年3月の目黒川の改修工事により、鉄筋コンクリートの橋に改修され、現在に至っています。
- ポイント3 居木橋
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山手通りと目黒川が交差する地点に居木橋が架かっています。山手通りは、室町時代以前の頃から品川から多摩方面に抜ける主要な街道でした。この辺りは品川宿から丁度1kmのところで、かって目黒川の川辺に風が吹くとゆらゆらと揺れる一本の松の木があったそうです。多摩方面から来た旅人は、この松の木が見えるともう品川宿も近いと感じたことでしょう。そしていつしかこの松の木を人々は「ゆるぎの松」と呼ぶようになりました。この「ゆるぎの松」が時の流れとともに転訛し、次第に「いるぎ(居木)の松」と呼ばれ、居木橋の橋名の由来となったといわれています。当時の旅人に親しまれた「居木の松」ですが、安政年間に暴風雨で倒失してしまいました。
居木橋から方向転換して目黒川左岸の遊歩道に入り、「五反田ふれあい水辺広場」に向かいます。こちらも桜のトンネルが続いています。
遊歩道の右手に、「北品川ホームズ公園」があります。昭和五十六年(1981年)2月に竣工した地上15階建・総戸数285戸のビッグコミュニティーの「北品川ホームズ」の敷地内に造られ、一般に開放されている公園です。
山本橋から御成橋にかけての目黒川左岸の三角形の敷地に、IMAGICAラボの建物がありました。敷地に合わせて建物は三角形の外観をしていて、土地のランドマークにもなっていました。2022年当時は未だ建物は存在していましたが、2024年に再訪した際は完全な空き地になって工事が行われています。IMAGICAラボは、IMAGICAの子会社で、主にテレビ番組やテレビコマーシャルに関する業務を行うポストプロダクションです。編集・MA・カラコレ・合成・テロップなどを業務とし、かつては東京現像所・東映化学(現在は東映ラボ・テック)と共に、日本の三大現像所と呼ばれていました。
左は2022年当時の建物、右は取り壊しが完了した2024年現在の様子です。
- ポイント4 五反田ふれあい水辺広場
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五反田ふれあい水辺広場は、山本橋の脇に整備された広場です。遊具類はなく、遊ぶというよりはお散歩の途中に休憩をしたり、景色を楽しむスポットです。春には人気のお花見場所として有名で、水辺の桜散歩を楽しむことができます。
公園の北側には「さくらてらす五反田」があり、施設内にはギャラリーやカフェもありますので、公園と合わせてゆったりした時間を楽しむことができます。
ゴール地点の五反田駅に着きました。
ということで、品川区で六番目の「06.目黒川桜並木コース」を歩き終えました。次は品川区で七番目の「07.五反田の緑コース」を歩きます。
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