浜田山・ISEYA
浜田山は井の頭線沿線でもなかなかの高級住宅地です。浜田山駅の入り口から井の頭通りまでの短い区間には西友とか専門店とかがわりとゆったりと配置され、とてもおしゃれな雰囲気です。確かにこの通りはお買い物には便利なのでしょうけれど、敢えて線路に沿って高井戸方向に50mほど進みます。丁度突き当たりのT字路に伊勢屋酒店があります。大きなウインドウにはデカデカと和洋酒の宣伝紙が貼り付けてあり、単なる安売り店かなと思ったりもします。
ドアを開けると(開けてあった。。。)大きな木の箱(樽を半分に切ったような感じ)にワインが山積みされていました。入り口付近はそんなに高い品はありませんでしたが、お店の奥の棚は高級ワインでいっぱいでした。どれもいいお値段の上に、素晴らしい品々でため息が出ます。ここのご主人は結構変わっていてワインの話にはどこまでも相手して下さるようです。結構気さくなお爺さんですがワインに関してはすごい物知りだそうです。あまり甘くみてはイケマセン。
私のお勧めのワインは次の通りです(説明文はラベルから転記しました)。
- (赤) チリ: LOS VASCOS GRANDE RESERVE (1995)
- ラベルの解説文の上に日本語の品質表示が完璧に貼り付けてありました。あまりに粘着しているため剥がそうにも剥がせません。ひょっとしたら変わっているかもしれませんが、1994年産の方(ここ)を見て下さい。
ロス・ヴァスコスの1994年産は、私の飲んだ赤ワインの中で最高の感動を与えてくれた一本です。今まで普通の酒屋さんでは滅多に見つからなかったロス・ヴァスコスですが、最近ではあれれと思うようなお店にも沢山置いてあります。伊勢屋さんでも箱入りで結構な本数がありました。評判がいいから置かれるのか、沢山あるから置かれるのか、ここは再度確かめてみなければなりますまい。。。
改めて飲んでみましたら、あの深いコクが戻ってきました。デミグラスソースでたっぷり煮込んだ牛肉のシチューなんか付け合わせに最高だろうな。。。と思いつつ、鳥のモモ肉のトマト煮込みにしました。先ず、厚手の鍋にエクストラ・バージンオイルをほんの少したらします。お鍋が熱くなったところで、鳥のモモ肉を大胆に鍋底に並べます。大体2切れで底が見えなくなります。暫く両面に焼き色をつけ、ほどよい焼き加減になったところで大胆にも『ライチワイン(ここをご覧下さい)』をどぼどぼと一本まるごと入れてしまいます。日本広しといえども、ライチワインを鳥のトマトソース煮込みの中にまるごと一本入れたのは私くらいなものでしょうか。。。
よくテレビのお料理番組で、一流のシェフが無造作に高価な赤ワインを鍋にいれますが、私は買ってはみたものの、どうしても2口しか飲めなかったライチワインをこの際と思って残り全てこの料理に注いだのです。7−8分間アルコールを飛ばした後で、コンソメとイタリア直輸入のホールトマトの缶詰2缶を入れます。これだけだとちょっと味が薄いので、トマトソースを加えます。これでコトコト煮込むわけです。トマトの酸味と肉がちょうどマッチしてなかなか美味しいです。ソースが残ったら、スパゲティを茹で、ソースの残りが入った鍋に移してスパゲティとソースをからませます。これで立派な赤ワインの友が出来上がりです。
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