練馬・きとう



西武線には、新宿を起点とする西武新宿線と池袋を起点とする西武池袋線があります。どちらも殆ど乗ったことはありませんが、西武池袋線には昔お友達と秩父に旅行した際乗ったような記憶があります。あの頃は若くて何もかもが楽しかったのですが時代は変わりました。。。というか私が変わりました。お昼の12時丁度発の準急に乗り込みます。土曜日のせいか、ほぼ座席が埋まる程度の乗客です。そのうちに電車はゆっくりと動きだしました。西に向かうせいか、窓からは晩秋のさんさんとした太陽の光が差し込んできます。ガラス窓が太陽の光を倍増させ、更に保温効果を高める効果を果たすのか、とにかくポカポカしていい気分です。空も快晴であちこちの住宅のベランダにはフトンとか洗濯物が満艦飾です。あまりにのどかな風景についウトウトしてきます。イカンこのまま寝込んでしまったら秩父渓谷に迷い込んでしまう。。。と気を取り直して外の景色を眺めます。準急ですから当然幾つかの駅は通過していきます。駅を通り過ぎて行く度に賑やかな商店街が見えます。なかなか面白そうです。また機会をみてゆっくりこれらの駅にも寄ってみましょう。池袋を出て準急が最初に停車する駅が『練馬』です。練馬は『練馬大根』で有名ですが(でしたが)、今ではビルが立ち並びとても賑やかな街になりました。地下鉄有楽町線も隣の線路を走っていて都心までのアクセスもとても良くなったようです。

駅を降りたって工事中の覆いを出ると目の前に道路が見えます。『千川通り』といってなかなか車の往来の激しい通りです。両側にさまざまなビルが林立しています。ひとまず道路を渡ってみましょう。ちょっと右手に20mほど行きますと小さなスーパーらしきお店が見えます。店頭には食料品と並んでとても手頃なワインが並んでいます。今までに私がご紹介した銘柄もあります。フムなかなかいい選択眼だな。。。と思いながら中に入っていきます。左手には普通のスーパーで見かけるような日常の食料品が置いてあります。お弁当もお惣菜も豊富です。チーズの種類もかなりのものです。スパークリング・ワインなどはちゃんと冷蔵ケースに入っていますので、家に帰る前に冷えたワインをという方には大変重宝です。お店の右側半分にはお酒が並んでいます。ここのワインの豊富さと面白さは近年にない巡り合いです。一本一本に丁寧な説明書きが実に要領よく書かれています。これを書くだけでも大変な手間がかかるのではと感心しました。ここでご紹介する長大な英文のラベルのワインもちゃんと要約して紹介してありました。あちこちの棚にワインが置いてあるものですから、端から端までウロウロ見ていきましたら随分と時間がかかりました。とにかくいろんな発見ができるお勧めのお店です。。。というか私もここを教えて頂きました!

先週・先々週と品のないお料理の話が続いたので今週は汚名挽回に最高のお料理を作ってみましょう!丁度店頭の籠の中に十把ひとからげのようにパスタのソースが売ってありました。いろんな種類がありましたが、3箱で500円!でしたので、3色パスタを楽しもうと『イカスミソース』、『チーズ クリームソース』それに『アラビアータ』を買い込みました。家に帰ってさっそくお料理と思ったらパスタがありません。仕方なく、疲れた体にムチ打ってまた近所のスーパーに行きます。パスタは乾麺の状態で300gもあればかなりの大食いの人でも充分満足できます。ところがお店にこのサイズの適当な品がないのです。そこで見た目がカラフルな450g入りの『プイトーニ』を買いました。どうも私は中身よりも外見に弱い。

『イカスミソース』は超気に入りました。パスタ好きの方でも(特に若い女性は。。。お歳を召した方はさほどでもないでしょうけど)、外でイカスミのパスタを食べるとその後のお手入れがなかなか大変です。かといって家でお料理するには本格的なイカスミソースはなかなか作れません。一番いい方法はこのような調理済みのソースを使うことです。出来合いのソースといってもこれは素晴らしい色(つまり真っ黒)と味です。その証拠にお皿に付いたイカスミは容易なことでは洗い落とせません。余程新鮮なイカを使って造られたのでしょう。『チーズ クリームソース』もなかなかいい味でした。イタリア産ゴルゴンゾーラチーズなど、普通に買えばかなり高価なものですからそうそう簡単には手に入りません。ゴルゴンゾーラチーズは何処に行った?という気がしないでもありませんが、それらしい味は堪能できます。ただ、3箱のソースを全部使っても大皿一杯のパスタが残ってしまい、ついに缶詰のミートソースまで使って450gのパスタをお腹に詰め込んでしまったためか、その後は暫くお腹が痛くて大変でした。せっかくのイカスミの味もゴルゴンゾーラチーズの味もどこかに消えてしまいました。あーァ今週もダメだったかァ。。。



パスタはコシです。[プイトーニ]

プイトーニパスタは、高品質のデュラムセモリナだけを使っています。そのため茹で上がりは麺がギュッと引き締まり、コシが強くシコシコした歯ごたえになります。本場イタリアのアルデンテはやはり違います。1827年の創業よりプイトーニパスタは世界中で愛されています。

これは、ダラカーサプイトーニ(プイトーニの家から)のマークです。イタリアの中心トスカーナ州にあるカーサプイトーニ(プイトーニの家)は本物のイタリア料理のふるさとです。全プイトーニ製品につけられているこのマークは、高品質かつ正統的なイタリア料理であることを保証するためのものです。



イカスミソース

紋甲イカのスミに、ガーリック、たまねぎなどの香味野菜を加えたコクのあるソースです。独特の色合いと味わいです。



チーズ クリームソース

イタリア産ゴルゴンゾーラチーズを使ったコクのあるクリームソースにきのこを加えました。4種類のハーブが味に深みを増しています。



アラビアータ

イタリア産の完熟トマトを粗く刻み、ガーリックとエキストラバージンオイルで仕上げたトマトソース。赤唐辛子のピリッとした辛さが特徴です。


私のお勧めのワインは次の通りです(説明文はラベルから転記しました)。

(赤) オーストラリア: THE TWENTYEIGHT ROAD (1996)

1996 THE TWENTYEIGHT ROAD
McLAREN VALE MOURVEDRE


Four generations of the Osborn family have made wine at d'Arenberg's vineyards and cellars located in the hills just north of the township of McLaren Vale.

d'Arenberg's vineyards are bordered by Seaview Road to the North, Chalk Hill Road to the South, Coppermine Road to the East and Twentyeight Road to the West. Some locals claim Twentyeight Road is so named originally being 28 'chains' in length, others claim it was so named because it runs to the original 128th linear map division of the distrct. Alongside this somewhat crooked dirt track is d'Arenberg's Mourvedre Vineyard. First planted in the 1880s and replanted in the 1920's, it is a square, four acre dryland, bush vine block on free draining, sandy Ironstone littered soil protected from wind on three sides by native gum and wildolive trees.

The Twentyeight Road Mourvedre, (or 'Mataro' as it has been traditionally known in Australia) has remained anonymous since 1927 at d'Arenberg, always being blended with the other members of its vinous grape family - Shiraz and Grenache.

The renaissance of these traditional red grape varieties of McLaren Vale inspired Chester Osborn, fourth generation family winemaker, to release the first separate bottling of Mourvedre in McLaren Vale.

Late in vintage 1996, very concentrated ripe bunches of Mourvedre from, two clones of the variety planted on the Twentyeight Road block, were hand harvested into old kerosene tins, then gently crushed by the 'Demoisy' open mouthed, rubber toothed crusher and pumped into traditional, headed down open fermenters. The still fermenting Twentyeight Road Mourvedre was then gently pressed by our 19th Century 'Coq' basket press into new and older Seymour and Salem American oak barriques for maturation, blending and then bottling at d'Arenberg.

Natural minimal processing ensures maximum flavour which results in a harmless deposit in, (and adhering to) the bottle. Although this is the second small separate bottling of The Twentyeight Road Mourvedre to be released, we are confident it will benefit from further bottle age and decanting, as do d'Arenberg's other red wines.

いやーーーあ、目は霞むし肩は凝るしで疲れました。これだけの文章を750mlのボトルのラベルに書き込むのですからその文字の細かさは推して知るべしでしょう。米粒の文字よりは小さいでしょう。きっと。日本語に訳す気力など全く失せてしまいました。それはさておき、以前に超長い解説文のラベルとしてスペインの有機ワインをご紹介しましたが(ここをご覧下さい)、恐らく英語版ではこのワインではないでしょうか。2千円以上もするなかなか高級なワインなのですが、この解説文をご紹介したいがために買い込みました。このホームページも結構お金がかかるぅぅぅ。トホホ。。。

オーストラリアのワインは最近とみに評価が高くなってきていますが、これもその実力を見せつける一本です。やわらかなコクと落ち着いた渋味は他ではなかなか味わえません。チリのワインのような強烈さはありませんが、おとなしくて優しく上品な味わいは女性向きかもしれません。あまり安くはありませんが、たまには奮発して飲みたいワインのひとつです。



(赤) フランス: GENTILHOMME COTES DU RHONE (1996)

コート・デュ・ローヌの銘醸家であるOGIER社は、シャトーヌフ・デュ・パブ(法王の新城の意)に本拠地を置く伝統的ワイン生産者です。『太陽の暖かみを感じるワイン』、『豊かな酒質』、『完熟した果実味』とそのすばらしい個性を楽しませてくれます。柔らかく、厚みのある酒質、コクのある味わいがとても魅力的なフルボディの赤ワインです。15℃位でお飲み下さい。

私は『コク』という言葉に弱いので、この文字がラベルに書いてあるともうダメです。すぐに買い込んでしまいます。でも今までの経験からすると、7−8割の確率で当たりのワインに出会います。今回はどうでしょうか。。。

私が飲んだフランスの赤ワインの中で最も印象に残っているのは、1997年のボジョレー・ヌーボーですが(ここをご覧下さい)、これは千円ワインの普通の赤としては素晴らしいコクを持っています。ボジョレー・ヌーボーのコクはかなり濃かったのですが、このワインは軽やかな割に奥行きの深い味わいです。クセがない分飲みやすいのではないでしょうか。そろそろ私が最も傾倒するチリの赤を追い越すワインが出てきそうな予感がします。。。











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