目黒・信濃屋 目黒店





信濃屋さんには毎週のように通っているのですが、ここのところずっとカルロッシの3リットル瓶を買っていました。3リットルといいますと普通サイズの4本分に当たります。阪神が勝って祝勝気分に浸る時も、逆転されそうでハラハラする時も、大負けしてヤケ酒する時も、どんな場合もその時の気分によって飲む量が調節できるところがいいですね。とはいっても毎日毎日同じワインでは新鮮味がなくなります。それに最近の阪神はハラハラする試合が多いので、ついワインも飲み過ぎてしまいます。ここいらへんでまたフルボトルに戻りましょうかね。

ということで、久しぶりにワインの並んだ棚をじっくり見て回ります。気のせいか、品揃えが少し変わったように思います。以前は安いワインが沢山並べられていたのですが(勿論、高級なワインも置いてありましたが)、今ではお勧めのワインがあちこちに見受けられます。それも貼り紙には産地や生産者が詳細に紹介されています。要するにディスカウント主体からブランド志向に変わっているように思えるのです。お店の周辺が高級住宅地ということもあってか豪快な買いっぷりをされるお客さんもいらっしゃいますので、それも時代の流れかなとは思いますが。。。

私のお勧めのワインは次の通りです(説明文はラベルから転記しました)。

(赤) ギリシャ: AEGEAN ISLANDS (2002)

『クルタキス イージアン・アイランド(=”エーゲ海の島々”)』は、エーゲ海のパロス島で収穫したギリシャ固有の品種であるマンディラリア種の葡萄を100%使用しています。澄んだ明るい色合いで果実味豊かなバランスの良いミディアムボディの赤ワインです。飲み頃の温度は14℃前後です。

表のラベルには次の解説があります。

The vines of the Aegean islands are pruned into distinctively shaped low bushes to protect the fruit from the prevailing wind. They produce wines of concentrated flavours and aromas.

裏のラベルには似たような趣旨の次の解説があります。

On the Aegean islands, vines are pruned into distinctively-shaped low bushes to protect the fruit from the meltemi, a frequent north-easterly wind. Low yields of super-ripe grapes result in highly flavoured and concentrated wines. Serve with roasts, barbecues and savoury dishes.

このワインはラベルを一目見て気に入りました。如何にもエーゲ海といった感じの明るいブルーと白い壁がなんともロマンチックです。手に取ってみても品質の高さが感じ取られます。ギリシャのワインは重厚な味が多くて私も大好きですが、こんなに洗練されたデザインは珍しいと思います。お値段も手頃だし、こういうワインが欲しいんですよね!

これは大正解でしたね。あまり聞いたことのないギリシャ固有の葡萄を使っているようですが、ちょっと古代を思わせる辛口の味をしています。ミディアムボディというよりはフルボディに近い感じです。じっくりと味わうとその真価が分かります。でも、阪神の試合に気をとられていますとこの素晴らしい味を感じる前にボトルが空になってしまいます。やっぱし、プロ野球のシーズンが終わるまではカルロッシに戻そうかな?







(赤) アルゼンチン: ANGARO MALBEC/SYRAH (2002)

Attractive red color with brick color tones. On the nose and palate, it shows off intense cherry, prune and raspberry aromas and flavors and finishes with mint notes. Angaro Malbec-Syrah has a velvety texture with lovely gentle tannins. Lingering Aftertaste. Ideal accompaniment for red meats and pasta dishes. Drink at 16-18℃.



これもラベルに魅かれて買い込んだワインです。久しぶりのアルゼンチンのワインですが、経済危機にもかかわらずその品質は全く衰えていないようです。生産者のフィンカ・ラ・セリア社は、アルゼンチン有数のワイン産地であるメンドーサ地区ウコバレーにあります。マルベリック種はアルゼンチンの赤ワインで使われる代表的な葡萄品種ですが、シラーズ種をブレンドするのは珍しいです。それも半々で。ちなみに、「Angaro」とは英語で「Fine」を意味しています。標高920mのウコバレーで栽培されているマルベック種とシラー種の葡萄は手で収穫され、丁寧な醸造により、果実味豊かでベルヴェットのようになめらかな口当たりのワインになるとのことです。

なかなかお勧めのワインと思います。少し香りが感じられ、色はかなり濃いです。濃厚な味を予想しますが、ほどほどの濃さながら上品な味をしています。鮪の頭肉には勿体ない気はしますが(未だ食べきれないよぉ。。。)、手頃で美味しい赤ワインです。









(赤) スペイン: DIEGO DE ALMAGRO RESERVA (1999)

『ディエゴ・デ・アルマグロ リゼルヴァ』は、オーク樽で12ケ月、瓶詰後24ケ月熟成され、ヴァニラやカシスの香りを感じさせるエレガントな風味と豊かなコクを楽しめる、スペイン中央部ヴァルデペーニャス産のフルボディの赤ワインです。葡萄の品種はテンプラニーリョ100%で、ビーフシチューやバーベキューなどの料理に合います。16℃ー18℃が適温です。

ヴァルデペーニャスはスペイン中部に位置するワインの産地ですが、日本ではヴァルデペーニャス産のワインはあまり見かけないようです。高級ワインブランドの産地というよりかは、大衆的な低価格ワインの大量生産地といった方がいいかもしれません。でも、リゼルヴァの規格で造られた産地認定のワインのためか、飲んでみると結構美味しいのです。お値段が手頃というのも嬉しいですね。

久し振りに『ディエゴ・デ・アルマグロ』を飲みました。このワインを最初に飲んだのは6年前でしたが、当時は土くさい独特の甘さがあって洗練された味とは思えませんでした。その時飲んだ1989年ものより10年後に造られたワインですが、色は少し淡くなり、味はまろやかで上品になってきました。香りはそれほどでもありませんが、お値段からしたら日常飲むワインとしては充分お得と思います。









(赤) オーストラリア: DE BORTOLI SHIRAZ CABERNET (2003)

Wines under the dB label are blended from fruit grown in selected Riverina vineyards and made at the De Bortoli family's Bilbul winery. Peppery Shiraz has been blended with Cabernet Sauvignon to produce a spicy red wine with plummy fruit aromas and underlying toasty oak characters. An ideal accompaniment to red meats and pasta dishes.

オーストラリアには、バロッサバレー・ハンターバレー・ヤラバレー・スワンバレーなどのワインの産地がありますが、デ・ボルトリ社はヤラバレーにあります。私は信濃屋さんの赤・白のデ・ボルトリに完全に嵌りました。全部で100本近くは飲んだのではないかと思います。自分用だけでなく、お友達にも進呈したことがあります。このお値段でこの味のワインを見付けるのは至難のことと思います。カベルネとシラーズの絶妙なブレンドが成せる技でしょうか。残念なのは、このワインは信濃屋さん以外ではあまり見かけないことです。このワインの実力はもっと広く知られてもらいたいですね。

何度飲んでも美味しいワインです。勿論、高いワインならそれなりに美味しいのでしょうけど、コストパフォーマンスの高さは際立っています。ほどほどのコクと控えめな香りは毎日飲んでも飽きません。







(赤) アルゼンチン: ANGARO MALBEC/SYRAH (2003)

Attractive red color with brick color tones. On the nose and palate, it shows off intense cherry, prune and raspberry aromas and flavors and finishes with mint notes. Angaro Malbec-Syrah has a velvety texture with lovely gentle tannins. Lingering Aftertaste. Ideal accompaniment for red meats and pasta dishes. Drink at 16-18℃.



このワインは、前出の2002年産の一年後輩です。

これも美味しいです。年によって当たり外れが少ないということでしょう。









(赤) チリ: GRAN TARAPACA CABERNET SAUVIGNON (2002)

『グランタラパカ・カベルネ・ソーヴィニオン』は、チリの恵まれた自然と優れた技術から生まれました。赤身の肉やくせの強いチーズ等に合います。



このワインは、1997年産を飲んだことがあります。解説は同じですが、ラベルがすっかり変わっていますね。珍しいことに、コルク栓にも建物が印刷されています。中身が変わってなければいいのですが。。。

コクがあってとても美味しいです。チリの赤ワインの代表格と思います。







(白) アルゼンチン: ANGARO SAUVIGNON BLANC (2003)

Pale color with green overtones. Refreshing and racy with floral and tropical fruit aromas. Angaro Sauvignon Blanc displays a good combination of freshness and firm acidity and a core of ripe anana with mango. Gentle and nice aftertaste. Ideal accompaniment for fish and seafood dishes. Drink at 8-10℃.



このワインは、前出の2002年産2003年産と同じ会社のものですが、ソーヴィニヨン・ブラン種の葡萄を使った白です。同じ会社のワインを3本も買うとは、余程ラベルに魅かれたんでしょうね。

緑がかった淡い黄色をしていて、トロピカルフルーツ系の香りがします。フレッシュな酸味とちょっとの苦味が感じられます。シャルドネ種の葡萄で造ったらどんな味になっていたでしょうか?









(白) オーストラリア: DE BORTOLI SEMILLON CHARDONNAY RIVERINA (2003)

Wines under the dB label are blended from fruit grown in selected Riverina vineyards and made at the De Bortoli family's Bilbul winery. Rich Semillon and full-flavoured Chardonnay have been blended to create this wine which exhibits melon and grapefruit flavours and a crisp well rounded palate. An ideal accompaniment to fish, chicken or Asian cuisine.

このワインは、前出のデ・ボルトリ社の白ワインです。セミヨン種とシャルドネ種の葡萄をブレンドして造られています。

デ・ボルトリの赤ワインもいいですが、この白ワインも大好きです。非常に清涼感があって、スパークリングワインを飲んでいるような爽やかさを感じます。夏に向かって気温が上がってくるとたまらなく飲みたくなるワインです。氷温近くまでよ〜〜〜く冷やしてから飲むと、美味しさが一層引き立ちます。







(スプマンテ) イタリア: FERRARI BRUT ROSE METODO CLASSICO

フェッラーリ社は1902年、イタリアのトレントにスプマンテ造りの先駆者として名高いジュリオ・フェッラーリ氏によって創立されました。ブドウを厳選し、シャンパーニュ方式と呼ばれる醸造法に厳格に従い、高品質で上品なスプマンテを造り続けています。『フェッラーリ・ロセ』は良く冷やしてお召し上がり下さい。7℃が適温です。

毎年、F1の開催日に合わせて飲みたくなるスプマンテ(スパークリングワイン)です。お値段はシャンパン並みですが、味もそれに見合っています。造り方もシャンパンと全く同じだそうです。イタリア大使館の公式晩餐会では必ず供されるそうです。同じイタリアなので、F1参戦のフェラーリ社と関係があるように思えるのですが、単に創業者が同じ名前というだけのようです。でも、コルク栓の金冠に跳ね馬の絵が描かれているのは何故?

以前、フェラーリの白を飲んだことがありますが、今回はロゼです。一般に、シャンパンでは白よりロゼの方が高価ですが、フェラーリもちょっとですが、ロゼのお値段が高いようです。白が上品な甘さなのに対して、ロゼはほんのりとした甘さをしています。F1の実況生中継を観ているときに飲むと、興奮してせっかくの味が感じられませんので落ち着いて飲みましょう。











(白) オーストラリア: JACOB'S CREEK CHARDONNAY (2001)

『ジェイコブス・クリーク シャルドネ』は、シャルドネ種独特の豊かな果実の味わいと、オーク樽の香りが心地よい本格派のワインです。ホワイトソースを使った豚肉や鶏肉の料理、サーモンや平目のムニエル、カマンベールやブリーなどのチーズと良く合います。冷やしてお召し上がり下さい。

少し奮発してお正月用にワインを買い溜めしたのですが、寒い時期はどうしても赤ワインになってしまいます。元旦のお屠蘇の代わりになるスパークリングワインとか白ワインがありませんね。お正月のお料理は和風系が多いので、やはりスパークリングワインか白ワインが欲しいですね。この時期、お正月が近いということもあってか、どこの酒屋さんでもフツーのワインは奥の棚の中に押し込められて、高級なシャンパンとか銘柄の赤ワインが入り口近くの一等地を占領します。信濃屋さんも例外ではなく、2,003円の値札のついた赤ワインや、2,003円の値段が付けられない高級シャンパンが入り口の脇に並んでいます。ま、今回はそれ程張り込まなくてもいいか。。。と心に言い聞かせつつ、いつもの通り奥の棚のワインをチェックします。2−3年前のお正月にジェイコブスのスパークリングワインを飲んでとても美味しかったことを思い出し(ここをご覧下さい)、この白ワインを選びました。ラベルの横に何かの賞のメダルが3つも貼り付けられていますので、結構いいワインかもしれません。期待しましょう!

結局、この白ワインはお正月迄はもたず、晦日の夕餉に供されてしまいました。同じシャルドネ種の白ワインであっても、やけに甘かったり、ちょっと酸味がきつかったりと銘柄によって差があります。でも、さすがジェイコブスのワインは違いますねぇ!キリリと締まった辛口の味と、シャトーヌフの白ワインを思わせるコクのある味わいはさすがジェイコブス!と思わせます。お料理も(フライングではありますが)お正月用に買い込んだ濃い目の味でしたので、このコクのある辛口の白と良く合います。で、お屠蘇はどうすんの?







(赤) チリ: LOS VASCOS CABERNET SAUVIGNON (2001)

『ロス ヴァスコス カベルネ・ソーヴィニヨン』は、フランスワインの頂点『シャトー ラフィット』がチリで醸した逸品です。カベルネ・ソーヴィニヨン種特有のタニックで、清々しい気品が漂います。しっかりとしたコクと滑らかな口当たりが楽しめる、バランスの良いミディアムボディの赤ワインです。

私にワインの奥深さを教えてくれたお馴染みのロス・ヴァスコスです。初めて飲んだ4年前は都内の酒屋さんでも殆ど扱っていなかった全く無名のワインでしたが、最近ではそれ程苦労せずに買い求めることができます。サントリーさんの販売努力もあったのでしょうけど、このワインの持つ実力が認められた証ともいえると思います。ロス・ヴァスコスにはこのワンランク上のグラン・レゼルヴァもありますが、こちらはヴィンテージによってかなり違いがあります。1994年のグラン・レゼルヴァは正にその頂点を極めたワインでしたが、それ以降はあの味に巡り合う機会がありません。グラン・レゼルヴァが付かない普通のロス・ヴァスコスは、お値段も手頃で当たり外れの少ないお勧めのワインです。久しぶりに飲んでみましょうかね。

チリの赤ワインは、手頃なお値段の割には高級ワインにも匹敵する濃厚で芳醇な味が特徴です。このロス・ヴァスコスには、それに加えて色にも香りにも味にも上品さが感じられます。グラスに注いだ時には表面の泡まで濃いのですが、やがて素晴らしく澄んだワインカラーになっていきます。香りはそんなに強烈ではありませんが、上品でいいですね。一口飲んでみますと、適度なコクがあって長く余韻が残ります。シンプルな味付けのお料理と良く合うと思います。是非お試しを!







(赤) チリ: GATO NEGRO CABERNET SAUVIGNON (2002)

南米チリのビニャ・サン・ペドロ社は、1865年に創立されたワイン造りの名門です。銘醸地セントラル・ヴァレーにある同社の畑から産出される良質の葡萄は、伝統と最新のテクノロジーとの結合による優れた醸造技術によって卓越したワインとなり、世界中のコンクールで非常に高い評価を得ています。『ガトー・ネグロ カベルネ・ソーヴィニヨン』は、熟した野イチゴやチェリーの香りが最後まで味わえる、とてもスムースなワインです。

どこの酒屋さんでも見かけるポピュラーなワインです。チリのワインといえばコンチャイトロかガトー・ネグロかといっても過言ではありませんが、そこそこコクもあってお値段以上にとても美味しく感じられます。私も今までに何回も飲んだ筈。。。と思っていましたら、ガトー・ネグロでも白しか飲んでいませんでした。黒猫より白猫が好きだったのかも?

いやー、期待通りの味でした。澄んだ濃いワインカラーとかすかな醸造の香りは、程よいコクと相まってフツーの夕食にピッタリです。特にお肉料理でなくても美味しく頂けます。お値段もさることながら、このような飲みやすさが受けているのかもしれませんね。









(赤) イタリア: SASSETO CHIANTI (2001)

『サセット キャンティ』は、明るいルビーレッドで、濃密なベリーフルーツの香りの、調和のとれた風味に富む軽いタンニンを持ったトスカーナ州産の赤ワインです。

キャンティはトスカーナ州を代表する赤ワインですが、沢山の銘柄があってその優劣は一口には言い表せません。イタリアン・レストランに行きますと、ワインリストには大抵このキャンティが載っています。そういう意味ではキャンティはお店のワインのグレードをはかる共通の尺度ともなっている訳です。このキャンティは信濃屋さんでもかなり安い方なので、そこそこの味だと思います。

キャンティについてはあまりいい思い出がなかったので、このキャンティについてもどうかなと。。。と多少の危惧がありました。ところがグラスに注いでみますと、これがなかなかに濃い色なんですね。強烈ではありませんが、香りもいいです。口に含んでみますと、色の割にはそんなに濃厚な味ではありません。中重口といったところでしょうか。余計な雑味のないスッキリした飲み口で、美味しく頂けます。手頃なお値段ですので、日常のディナーのお供にお勧めですよ。















戻る