綾瀬・山田屋酒店



夏休みシリーズ第一弾です!日頃なかなか行く機会のない街でワインハンティングしてみたいと思います。

葛飾区は東京の北東に位置し、江戸川を挟んで千葉県と埼玉県に接しています。ということは、どこか一点で一都二県が接している筈です。地図で調べてみますと、葛飾橋の先の江戸川の水面上がそのポイントのようです。昔、この近くに住んでいたとき、葛飾橋のまわりをほんの1kmほどジョギングすると一都二県を走ったことになり、えらく得した気分になりました。単純だったのですね。。。

葛飾区には、柴又、矢切りの渡しなど情緒豊かなところもありますが、今回は綾瀬編です。地下鉄千代田線に乗って北千住駅を過ぎますと長い地下区間がようやく終わりまもなく地上に出ます。というか、大きな川が目の前に広がります。荒川です。都会の川とは思えないほど広々とした河原があり、大勢の人達がサッカーなどを楽しんでいるのが遠望できます。荒川を渡りきりますとまもなく綾瀬駅に着きます。綾瀬駅は営団千代田線の終点であると同時にJR常磐線の駅でもあります。営団地下鉄の最低区間料金は160円ですが、綾瀬と北千住間は130円です。多分営団地下鉄の中で130円で乗れるのはここ位のものではないでしょうか。

駅を出ますと両側に商店街が広がっています。この辺りは高架になっているので、線路の下にも沢山のお店が入っています。どれも真新しくてきれいです。大きなスーパーから小さなお店、回転寿司のお店から居酒屋までさまざまです。中には驚くほど安い野菜屋さんもあり、下町の雰囲気が感じられます。そんな中に小さな酒屋さんが目にとまります。ちょっと覗いてみますと殆ど日本酒の一升瓶が並んでいます。といってもお店自体が小さいので並んでいるお酒の本数も多くはありませんが。。。看板に申し訳なさそうに『...ワインもあります...』と書いてあったので中に入ってみました。本当に町の酒屋さんといった感じです。ワインはと見ますと、隅っこの方に40−50本ほど置いてあります。でもこれがなかなかいい品揃えなんです。こんな少ない本数の中に、あのポルトガルの『OURO VELHO』(ここを見て下さい)が何本か並んでいました(綾瀬のみなさん、試してみて下さい!)。

私のお勧めのワインは次の通りです(説明文はラベルから転記しました)。

(白) カリフォルニア: KINDERWOOD PREMIUM WHITE WINE

『カリフォルニアワイン・キンダーウッド・プレミアム・ホワイト』は、ロスアンゼルス市内に現存する唯一のワイナリー、マダレーナ・ヴィンヤーズ社が、日本向けに特別にブレンドしたカリフォルニア産白ワインです。透明感のあるカラー。フルーティな香りと上品な甘さが特徴です。鳥肉料理、パスタ、クリームシチューなどに良く合います。5℃−7℃に冷やしてお召し上がり下さい。

Kinderwoodとは、このワインを瓶詰めしたセラーの名前のようです。これがなんとロスアンゼルス市内にあるのです!カリフォルニアにはそれこそ何千というワイナリーがあるのでしょうけど、恐らくロス市内にはここ一個所だけではないかと思います。(そうでもありませんでした。ここにもありました。)サッポロビールがコーディネートしているようですが、以前ご紹介しましたキリン・シーグラム社のサンフランシスコ(ここを見て下さい)があまりにも美味しかったので、恐らく同様に日本人の嗜好に合った美味しいワインではないかと思います。面白いのは、普通ボトルのラベルは表と裏に2枚貼ってありますが(さらに販売会社のラベルがその上に貼ってあることもありますが。。。)、このボトルのラベルは一枚なのです。つまり、横長の一枚のラベルにワインの名称と説明の両方をのせているのです。今までいろんなワインをみましたが、多分一枚もののラベルは始めてだと思います。どうでもいいことですけど。。。

このワインはかなり手頃なお値段でしたがとても美味しかったです。すっきり爽やかで、ほんの少し上品な甘さが感じられます。ロスアンゼルスの乾いた空気と抜けるような青い空の下で冷たく冷やして飲んだら最高の気分になること請け合いです!



このワインはラベルが命!と思って頑張って剥がそうとしたのですが、ボトルにぴったりと貼り付けられていてとれませんでした。それで、連続写真のように2枚組みでご紹介します。表と裏が一枚のラベルでつながっているところがお分かりでしょうか?



(赤) 長野: 安曇野

アルプスの裾野に広がる安曇野は、肥沃な土と豊かな日照時間に恵まれた果実の里です。そこで育まれ、四季それぞれの大自然の営みに抱かれ、熟成された逸品のワインをどうぞご賞味下さい。辛口の赤ワインです。

安曇野!!!いい名前ですね。説明文もまるで詩集に出てくるような文学的な芳りがします。山梨県は勿論ぶどうの大産地ですが、長野県はあんずやリンゴ、それに私の大好きなネクタリンの産地としても知られています。アルプスの澄み切った空気とミネラルたっぷりの水によって、きっと美味しいワインを造り出すぶどうも産していると思います。期待しましょう!

名前だけでなく、味も素晴らしいです。今までに飲んだ海外のワインと比べてもひけをとりません。驚くほどのちゃんとした渋味が出ています。何年ものかは分かりませんが、恐らくかなり若いワインだと思います。ちょうど、熟成入ろうとした素質あるワインを無理矢理蔵から取り出したという感じです。そのまま寝かせておけば、海外の一流ワインにもひけをとらない素晴らしいコクを産み出せたものをと残念です。とにかくこれは日本の誇れる赤ワインといっていいでしょう。













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