自由が丘・THE GARDEN
『The Garden』は以前に池袋・西武デパートの中でご紹介しましたが、まさか近くにこのお店があるとは思いませんでした。引越し間もない頃に、近所をぶらぶらと歩いていましたら『自由が丘学園』という学校の入り口にたどりつきました。高い塀がまわりを囲っていてあまり自由とは思えませんでしたが、とにかく素晴らしい環境です。それはそれとして、さらに歩くと大きな通りに出会いました。何となくセンスのある道だなと思ったら『目黒通り』でした。その通りに沿ってちょっと歩くと、なにやら高級車が駐車場への順番待ちをしています。何かなと思ったらそこがかの有名な『自由が丘・The Garden』マーケットでした。
ここは成城石井や信濃屋に感じが似ています。ちょっと高級なスーパーにワイン売り場が併設されているといった感じです。ただ、ここのワイン・セレクションのレベルはかなり高く、どちらかというと高級品志向です(と思います)。ちょっとお財布が軽めのときはハーフボトルを選んでみては如何でしょうか。一本分で2つの味が楽しめます。。。
私のお勧めのワインは次の通りです(説明文はラベルから転記しました)。
- (白) フランス: MUSCADET SEVRE ET MAINE (1996)
- フランスの庭と呼ばれ、美しい自然の中にロマンチックな古城が点在するロワール河流域は、すばらしいワインの産地です。アッケルマン社(ACKERMAN LAURANCE)は、1811年以来この地方でワインを造り続けている名門です。『ムスカデ・セブル・エ・メーヌ』は、キリッとしまった辛口で、魚介類の料理によく合います。よく冷やしてお飲み下さい。このワインは『REEFER CONTAINER』で運ばれてきました。
フランスの白ワインにしては珍しい味と思います。とてもすっきりとしたやや甘めの感じで、モーゼルワインに近い感じです。飲んでみても大変に美味しく感じました。よく冷やして飲まれる方がよいでしょう。
- (白) スペイン: CORDON NEGRO FREIXENET
- 『コルドン・ネグロ』は、きめ細かな泡立ちとさっぱりした飲み心地の辛口のスパークリング・ワインで、魚介類だけでなく、鶏や肉料理にもよく合います。よく冷やしてお飲み下さい。
このワインは昔から大好きでした。とても爽やかな乾いた風のような味で、疲れたときなどに飲むと元気が出てきます。暑い夏の日の午後などに木々の緑などを眺めながらのんびりと頂くとぐっすりお昼寝ができます。
- (白) ギリシャ: RETSINA OF ATTICA
- サヴァティアノ種ぶどうから造られる『レッチーナ・オブ・アッティカ』は、松ヤニの風味あふれる伝統的なギリシャ・ワインです。冷やしてお召し上がり下さい。
久しぶりにお店に行ってみたら、かなりレイアウトが変わっていました。ワイン・コーナーが一段と充実し殆ど専門店のようです。種類も量ももはやスーパーのレベルを超えています。おまけに、2階でちょうどワールド・ワインフェアをやっていて、約200本のワインがセール中でした。見てみたのですが結構お馴染みのワインが多かったように思います。奥の棚には銘柄品が並んでいました。一番目をひいたのは、『ロマネ・コンティ ’91』でお値段は40万円弱でした。他の高級ワインとも桁が違います!売れてしまったのか、あるいはワインクーラーに保管してあるのかは分かりませんでしたが、残念ながら籠だけが残っており実物を拝むことはできませんでした。ロマネ・コンティはフランスでも30万円位するそうですので(現地のワイナリーで購入した方の話では3万円とのことでしたが。。。)結構お値打ちかもしれません。で、買ったのはこのワインと次にご紹介するワインの2本です。
このワインの日本語の説明書きはなんともそっけない感じです。もの足りないので表のラベルの説明(幸いなことにギリシャ語ではなく英文でした!)を引用してみましょう。
このワインは、アテネ近郊のアッティカにある最上の葡萄畑から収穫された幾つかの葡萄を選んで造られ、世界中の150を超える都市に出荷されています。1895年に創業されたクータキ(Kourtakis)会社は、5000年(ホント!?)にも及ぶギリシャ・ワインの伝統を守ってワイン造りをしています。
黄金色の白ワインです。松ヤニの味がどういうものか想像もつきませんが、確かにちょっと変わった風味がします。すっきりとはしていますが、かすかな違和感があるのはそのせいでしょうか。ギリシャの赤ワインは非常に古風な味でなかなかとっつきにくいものですが、この白ワインは松ヤニの存在がなければ結構飲みやすいのではないかと思います。まあ、それぞれの国の嗜好の違いでしょうかね。
- (白) ブルガリア: TRAKIA CHARDONNAY (1995)
- 世界最古のワイン産地の一つであるブルガリアのワインは、伝統的な醸造技術を頑なに受け継いでおり、世界各国で近年急速に注目を浴びております。黒海から200kmほど西にあるブレスラヴ地区は、最高のシャルドネ種の産地として知られており、『トラキア・シャルドネ』は果実香とオーク香のバランスのよい爽やかで、それでいてコクのある辛口の白ワインです。魚貝料理(お寿司・牡蠣フライなど)、しゃぶしゃぶ、鶏肉料理(若鳥の唐揚げなど)によく合います。5℃−8℃に冷やしてお召し上がり下さい。
トラキア・ワインは以前に飲んだことがあるような気がしますが、多分赤だったのではないかと思います。最近シャルドネにはまっていますが、これもみるからに爽やかで美味しそうです。
本当に美味しかったです。シャルドネは痺れるほど冷やすとまた一段と美味しく感じられます。ブルガリアのシャルドネ・ワインはあまり甘さがない分とても澄み切った爽やかさが感じられます。でも無味な味でなく美味しさはまた格別なのです。ブルガリア・ワインはこれからもっともっと注目されてもよいと思います。
- (赤) ドイツ: DR.DEMUTH KATLENBURGER
- 『ドクター ディムース ナントカ』は、ブルーベリーの心地よい酸味と甘さをまるごといかしたスパークリングワインです。よく冷やしてお楽しみ下さい。
ブルーベリーワインはこれで3本目ですが(前の2本は、こことここをご覧下さい)、ドイツ産のしかもスパークリングワインということでつい買ってしまいました。普通、ブルーベリーワインはかなり高価なものですが、これは非常にお手頃でした。アルコール度も5.5%しかなく、割と気軽に飲めそうです。ボトルの形もとてもおしゃれですので、お酒に弱い女性にもお勧めと思います。
殆ど葡萄酒と変わりませんでしたね。炭酸が入っている分、せっかくのブルーベリーの美味しさが押さえられてしまったようです。でも、とても軽くてアルコールに弱い方でもワインの美味しさを堪能して頂けるのではないでしょうか。
- (赤) チリ: LOS VASCOS (1997)
- Los Vascos, one of Chile's oldest wine estates, is controlled by Domaines Barons de Rothschild (Lafite), who began a comprehensive modernization and investment program in 1988. The 500 - hectare vineyard is located in the Caneten valley of the Colchaqua province which offers a healthy microclimate for its ungrafted pre - phylloxera Bordeaux rootstock. Under the direct technical supervision of the Domaines, Los Vascos is committed to producing the finest consistent and balanced wines whose elegance and harmony are to be shared with discriminating connaisseurs around the world.
『The Garden』に寄ったら丁度ワイン・フェアが開かれていました。チリの高級なワインが比較的多く並べられていた中に、未だ決して日本ではポピュラーにはなっていないロス・ヴァスコスが置かれていて、懐かしさもあってつい買込みました。今までに4本のロス・ヴァスコスを飲みましたが、ボトルの裏面にあるどのラベルにも、オリジナルのラベルの上にサントリーさんの品質表示ラベルがペタリと貼り付けてありました。それで、オリジナルのラベルに書いてある解説を読むのにえらく苦労したのですが、今回のボトルではオリジナルのラベルにある解説文と重ならないように品質表示のラベルが貼られています。なんでもないことのようですけど、ラベルに興味のある私にとってはこの心使いはとても有り難いことです。
どうも初めて飲んだ時の印象が強烈だったせいか、その後のロス・ヴァスコスの味がイマイチのような気がします。このワインは1997年産なので少し若かったからかもしれませんが、まだ辛さが残っていてあのコクを生み出すまでには至っていないようです。もうちょっと寝かせておきたいところですかね。
。。。と書いたのですが、これは大きな間違いでした。一日おいて残りを飲んだら、あのロス・ヴァスコスの味が戻ってきたのです!なんというふくよかなコク!豊かな味わい!正に赤ワインの極致です。でも、未だ若いせいか、ちょっと苦みが感じられるような気がします。これはもう少し置くと偉大なワインになるかもしれません。千円チョットでこの味ですから恐るべしです。
- (赤) フランス: CHATEAU LES MURAILLES BORDEAUX (1999)
- ボルドーワインの特色は、土質に合った葡萄の品種を数種ブレンドし、バランスのとれたワイン造りを行っていることです。『シャトー レ ミュレイユ AC ボルドー』は、軽やかでフルーティな口当たりの辛口の赤ワインです。葡萄の品種は、カベルネ・ソーヴィニヨンが35%、カベルネフランが35%、メルローが30%となっています。肉料理、チーズ、ソーセージ等のお料理に合います。14℃ー16℃でお召し上がり下さい。
このワインは今までに飲んだことがないだろうと思っていましたら、生産年は違いますが同じワインを2度も飲んでいました(こことここをご覧下さい)。どちらも美味しく頂けたようなので今回も期待しましょう。
とても飲みやすいワインでした。重からず、軽からず、それでいて結構奥行きがあります。ボルドーといいましても、いろんなタイプがあるものです。重く複雑な味だけがボルドーではありません。勿論、ボルドーの高級なワインにはそれなりの風格があるのでしょうけど、このようなお手頃なワインにはそれと違った楽しみもあるというものです。ところで、今夜はケンタッキー・フライドチキンとボルドーの赤の取り合わせでしたが、これはミスマッチでしたね。ビールなら相性は良かったのでしょうけど、フライドチキンと赤ワインとは意外に合わないのです。クリスマスにはシャンパンとローストチキンが定番ですので、白ワインとなら合ったかもね。
- (赤) フランス: VINGT ET UN VIN DE TABLE
- 『ヴァン・テ・アン』は、快いブーケと果実味が調和したミディアムボディの辛口のフランス産テーブルワインです。10℃ー15℃位でお召し上がり下さい。
ザ・ガーデンのお酒の売り場には高級ワインが目白押しに並んでいますが、その中に3桁の値札を付けた(つまり千円しない)テーブルワインが申し訳なさそうに混じっています。でも、ザ・ガーデンさんのワインのお見立ては素晴らしいので、これらのワインには掘り出し物が多いのです。そういうワインだけを選んで買うお客さんばかりではお店も困りますが。。。
これはテーブルワインとは思えない位の素晴らしい味ですね。軽やかなのですが、赤ワインの美味しさを充分に備えています。それに、ちっともイヤな雑味がありません。全く抵抗なしにスンナリと飲めるのです。格別なコクとか渋みとかがなくても、ちゃんと赤ワインの醍醐味が楽しめます。どなたにもお勧めできるワインと思います。
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